映画を愛して、映画大好きだからこそ!
勝手気ままな感想を書かせてもらってます♡♡
映画好きな方も、あまり観ない方も
ご参考までに(*´∀`*)
「返校:言葉が消えた日」
(台湾)R-15
2021年7月30日公開(103分)
台湾の黒歴史を描く
傑作ダーク・ミステリー。
1962年。
台湾にある翠華高校。
放課後の教室で
眠ってしまった
女子高生の
ファン・レイシン
(ワン・ジン)が
目を覚ますと、
校内に人の気配は無く、
いつもと違った
異様な雰囲気に
満ちていた。
自分が参加している
読書会のメンバーで
ひそかに思いを寄せる
男子学生ウェイ
・ジョンティン
(ツォン・ジンファ)を
見つけた彼女は、
外へ出ることの
できない校舎から
抜け出そうとするが、
廊下の先の
扉の向こうに広がる
悪夢のような光景を
目にする。。。。。
国民党が、
共産党などの反乱分子を
弾圧した歴史が
あったことを
知らない筆者
(「非情城市」
などを見てない!)
としては、
衝撃の内容だが、
自らの暗黒時代を
描くことができるのは、
自由の証ともいえる。
しかし、
このダークさが、
ゲーム原作というのも
びっくりで、
学校の中で
繰り広げられる、
おぞましい
数々の事態は
誰も予測できない。
まさに台湾版の
「パンズ・ラビリンス」で、
2019年に台湾で
大ヒットも納得の
素晴らしい作品。
発禁本を読む
読書会の社会派映画と
予告編から感じた人は、
度肝を抜かれるので、
注意してご覧ください。
台湾のアカデミー賞
(金馬奨)で
12部門ノミネートの
5部門受賞の作品は、
恐ろしい中にも
強いメッセージ性が
込められており、
中国の人にも
見ていただきたい
超お薦めの秀作。
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