映画を愛して、映画大好きだからこそ!
勝手気ままな感想を書かせてもらってます♡♡
映画好きな方も、あまり観ない方も
ご参考までに(*´∀`*)
「ヘアー」
(1979年制作)
1980年4月26日公開(121分)
午前10時の映画祭(PG-12)
ベトナム反戦を描く
ロック・ミュージカルの傑作。
1960年代。
ベトナム戦争の
最前線に向かう
こととなった
オクラホマの
純朴な青年、
クロード(ジョン
・サヴェージ)は、
2日後の出征を前に
ニューヨーク見物を
することに決めた。
ニューヨークに
着いた彼は、
そこでヒッピーたちの
奔放なパフォーマンスを
見せつけられ、
圧倒される。
そして召集令状を
火にくべていた
バーガー(トリート
・ウイリアムズ)らの
一団と出会い、
フランクな彼らに
迎えられて
行動に加わった。
そんなクロードは、
セントラル・パークで
見かけた馬上の
令嬢シーラ
(ビヴァリー
・ダンジェロ)に
魂を奪われてしまう。。。。。
映画評論家の方の
解説が上映の前後に
つく親切設定で、
当時の状況、
背景がよく分かった。
舞台「ヘアー」を見た
ミロシュ・ホアマン監督 jが
映画化できたのは、
「カッコーの巣の上で」で、
アカデミー賞監督賞を
受賞した翌年。
70年代に
なっていたが、
見事に60年代の
空気感を蘇らせた。
「アクエリアス」
に始まり、
過激なロックで、
自由奔放な
若者を描く。
そして、
ドラッグに
Sexと自由。
解説の方によると
カウンター・カルチャー
(既存の価値観に
反抗する文化)の作品。
ただ、
映画版は舞台よりも
さらに先鋭化されており、
公開当時は、
異論が噴出し、
劇場への火災や
爆弾騒ぎになったとか。
ラストで髪を切った
バーガーが、
誤ってベトナムに
送られる皮肉も、
舞台とは異なる
設定らしいが、
良く練られた
脚本に感服した。
パーティーに
勝手に乗り込んだり、
アリゾナの米軍基地へ
入る方法の奇抜さなど、
見ていて本当に面白い。
長髪(ヘアー)こそが、
自由の象徴で、
戦争反対の
メッセージだった。
決して、
若者の暴走を
描いているのではなく、
平和の尊さを描いた
作品であることは、
40年たった
今だからこそ感じ取れる。
公開当時は、
ほんとにビックリする
ような作品だったと
容易に想像がつく作品は、
超お薦めです。
ゴールデングローブ賞
作品賞他ノミネートの
作品はノンポリの
日本の若者にも
見て頂きたい。
もしかしたら、
ノンポリって、もはや死語?
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