映画を愛して、映画大好きだからこそ！
勝手気ままな感想を書かせてもらってます♡♡
映画好きな方も、あまり観ない方も
ご参考までに(*´∀｀*)
「崖上のスパイ」
（中国）PG-12
2023年2月10日公開（120分）
名匠チャン
・イーモウ監督の
中国スパイ
・サスペンス。
1934年冬、
ソ連で特殊訓練を
受けた4人の
スパイが、
極秘作戦
「ウートラ計画」
実行のため
満州国の
ハルビンに
潜入する。
彼らの目的は、
日本軍の
秘密施設から
逃げた証人を
国外に脱出させ、
軍の蛮行を
広く伝える
ことだった。
しかし
仲間の
裏切りによって
作戦が
日本の
特務警察に
察知され、
ついには
リーダーの
張憲臣が
敵の手に落ちる。。。。。
1932年に
傀儡国家
・満州ができた後、
中国内での
スパイ合戦を描く、
ちょっと
難解で
エンタメ性を
求めていない
大人のスパイ作品。
登場人物が多く、
さらに彼らが
裏切ったり、
モグラ
（潜入スパイ）
だったりと、
複雑に絡み合う
設定だけに、
事前に
公式HPで
人物相関図を
確認しておくと
分かりやすい。
拷問、脱出、
カーチェイス、
列車での検問、
服毒、暗号など、
歴史ものながら、
スパイ要素は
満点。
特に雪の
ハルピンの街は、
30年代を
思わせる
再現度で、
出演者の
スタイリッシュな
服装とともに、
当時のムードを
盛り上げる。
暗号を伝える
場所となる
映画館
「アジア・シネマ」
ではチャップリンの
「黄金狂時代」が
上映されており、
名シーンが蘇る。
また、
ドローンを使った
上空からの
撮影シーンも
多様されており、
追跡シーンでは
面白い効果を
出していた。
悪い日本人が
沢山出てくる
ような
愛国映画
かと思ったが、
中国人同士の
諜報ドラマで、
その辺は
フェアに
描かれている。
出演は名優
チャン・イーの他、
「わたしは
潘金蓮じゃない」
のユー・ホーフェイ、
「101回目の
プロボーズSay Yes」
のチン・ハイルー、
「1950 鋼の
第7中隊」の
チュー・ヤーウェン、
「ワン・セカンド
永遠の24フレーム」
のリウ・ハオツン
と豪華。
原題は
「Cliff Walker」
と崖上（がいじょう）
を歩く人。
誰も信じられない
特殊工作員
となった
4人の運命を
見たい方、
中国近代史に
興味のある方は、
是非ご覧ください。
ちなみに
ミッション名の
「ウートラ」は
ロシア語で、
「夜明け」
という意味だと
説明があった。
「明けない夜はない」
から来ており、
満州国は
13年で消滅する
ことになる。
今年の米
アカデミー賞
中国代表作品。
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