映画を愛して、映画大好きだからこそ!
勝手気ままな感想を書かせてもらってます♡♡
映画好きな方も、あまり観ない方も
ご参考までに(*´∀`*)
「aftersun
アフターサン」
(米英合作)
2023年5月26日公開(101分)
父親と過ごした
夏休みを
娘の視点で描く
人間ドラマ。
80年代。
思春期
真っただ中の
11歳のソフィ
(フランキー
・コリオ)は、
離れて
暮らしている
31歳の父親
カラム(ポール
・メスカル)と
夏休みを
過ごすため、
トルコの
閑散とした
リゾート地に
やってくる。
二人は
ビデオカメラで
互いを撮影し合い、
親密な
時間が流れる。
20年後、
当時の父の
年齢になった
ソフィが映像を
見返すと、
そこには
大人になって
分かる父親の
一面があった。。。。。
説明は最小限で、
2人で過ごす
夏休みを
淡々と描く
作品なので、
想像力を
フル回転する
必要がある。
カメラは、
まさに当時の
ビデオのような
映像だが、
とても美しい。
妻とは
別れているようで、
ソフィは
二人が復縁する
ことを望んでいたが、
どうもうまく
いかなかったようだし、
父親は、
病魔に襲われて
いるのか、
最期の夏を
楽しむような
感じすら
漂わせる。
はっきりとした
事実は出て来ないし、
ここで
何か起こるだろうと
思わせといて、
展開を変える
ような大きな
エピソードは無い。
ただ、
現在のソフィには
赤ちゃんがおり、
20年前の
父の気持ちが
分かる大人に
なっていた。
11歳というのは、
男ならガキだが、
女の子は
半分大人に
なりつつある
微妙な時期。
その瞬間を
フランキー・コリオが
見事に演じている。
まさに実写版
「打ち上げ花火、
下から見るか。。。。。」の
奥菜恵のような
インパクトがあった。
将来がとても
楽しみな
少女である。
監督・脚本は
長編初となる
スコットランドの
シャーロット・ウェルズ。
まだ30代の
女性監督を
A24が起用。
「アフターサン」とは
「日焼け後」と
いう意味らしいが、
これほどの
濃厚な夏を
過ごした彼女は、
本当に幸せ
だっただろう。
とても切ない
展開ではあるが、
10歳くらいの
子を持つ方、
父親との思い出が
少ない方には
是非見て頂きたい。
父役のポール
・メスカルは本作で、
米英の
アカデミー賞に
ノミネートされた。
子供時代の
父親との思い出を
蘇らせる
抒情的作品は、
お薦めです。
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