映画を愛して、映画大好きだからこそ!
勝手気ままな感想を書かせてもらってます♡♡
映画好きな方も、あまり観ない方も
ご参考までに(*´∀`*)
「プリシラ」
(PG-12)
2024年4月12日公開(113分)
プレスリーの
元妻の波乱万丈を
描く人間ドラマ。
1959年、
西ドイツ。
14歳の少女
プリシラ(ケイリー
・スピーニー)は
スーパースターの
エルビス・プレスリー
(ジェイコブ・エロルディ)
と出会い、
恋に落ちる。
やがて彼女は
両親の反対を
押し切って、
大邸宅で
エルビスと一緒に
暮らし始める。
これまで
経験したことのない
華やかで
魅惑的な世界に
足を踏み入れた
プリシラにとって、
彼のそばでともに
過ごし彼の色に
染まることが
全てだったが。。。。。
人もうらやむ
スーパースターとの
結婚のはずが、
妻は家で家庭を
支えるもの的な
古風な考えを持つ
エルヴィスによって
「籠の鳥」状態に
なってしまう。
もしかすると
フィギアスケートの
羽生君の奥様も
これに
近かったのかも。
しかし、
彼女は自立し、
自分の人生を
歩むことの
大切さに気付き、
籠を出る。
エルヴィスの表裏は
わからないが、
結婚までの
数年の同居でも
Sexは求めず
禁欲的。
当初、
エルヴィスは
ロリコンで
マザコンかと
思ったが、
そうでもないし、
プリシラの
父との約束も守る。
一方で
ハリウッドでは
浮名を流し、
プリシラを
心配させる。
昨年の映画
「エルヴィス」に
出てきた
マネージャーの
大佐も少し
出てくるが、
その取り巻きの
多さにも驚く、
本作と併せて
見ると、
エルヴィスの
多面性が
浮き上がるかも。
素晴らしかったのは、
やはり
プリシラ演じる
スピーニーの演技。
現在26歳だが、
14歳の幼い
感じから、
最期の母の顔まで、
どんどんと
変貌していく。
ゴールデングローブ賞
ノミネート、
ヴェネツィア映画祭では
最優秀賞を受賞も
納得。
それにしても、
あのでかい
パーマ頭は
大変そうだった。
彼女は
「パシフィックリム
・アップライジング」でも
ヒロインを
演じており、
再度、
見てみたい。
プレスリーの曲は
使っておらず、
主人公は
間違いなく
プリシラ。
夢見る少女が、
やがて女として
独立していく
テーマは
まさに
ソフィア・コッポラ監督に
マッチ。
「ロスト・イン
・トランスレーション」
「ビガイルド」
「マリーアントワネット」など、
見る人を魅了する
完璧な時代演出は
今回も納得。
「着せ替え人形」から
脱出する姿を
見たい方、
85年の回想録
「私のエルヴィス」を
読んだ方などには
超お薦めしたい、
摩訶不思議な
人生模様。
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