映画を愛して、映画大好きだからこそ!
勝手気ままな感想を書かせてもらってます♡♡
映画好きな方も、あまり観ない方も
ご参考までに(*´∀`*)
「わたくしどもは。」
2024年5月31日公開(101分)
佐渡島の
金山跡地で
目を覚ました女
(小松菜奈)。
過去の記憶がない
彼女は清掃員の
女キイ(大竹しのぶ)
に助けられ、
キイがアカとクロ
という女の子と
暮らす家に
運ばれる。
自分の名前すら
思い出せない
女はミドリと
名付けられ、
キイと一緒に
清掃員として
働き始める。
そこで
警備員の男アオ
(松田龍平)と
出会った
ミドリは、
彼もまた
過去の記憶が
ないことを知り、
次第にひかれ
合っていくが。。。。。
演技達者を
集めたが、
とにかく
セリフが少なく、
スピリチュアルな
ドラマ。
49日のセリフが
出てきて、
はじめてここが
死後の世界で
あることがわかる。
死んだ後、
49日間は
ここで過ごし、
それから
次の世界へ
行くのだろう。
佐渡の景色は
美しく、
金山や神社、
ふたつに
割けたような
変な形の山が、
切り取られた
スクリーンに
はめ込まれた
アート系の
作品といえる。
佐渡には、
「無宿人の墓」と
呼ばれる場所があり、
これに
インスパイア
された本作は、
ベネチア映画祭の
新鋭監督支援
プロジェクトで
選ばれた。
小松菜奈は、
宣伝に出ている
資生堂の
メイク部隊が
バックアップ
したようで、
すこぶる美しい。
エンタメ性は
低いが、
さまよえる
霊たちの
ナチュラルな
演技を楽しめる。
富名哲也監督は
「ブルー・ウインド・ブローズ」
(2017年)に続き、
佐渡で撮影。
脇には、田中泯、
石橋静香ら。
来世との狭間で
さまよえる魂の
物語を見たい方、
芸術作品らしい
作品に触れたい方は
チャレンジして
欲しい。
英語の原題は
「Who are we ?」
とあり、
「わたくしどもは、誰?」
と英語の方が
わかりやすい。
「天間荘の三姉妹」
(2022年)でも
臨死状態の
人間がさまよう
場所として
天間荘が
描かれたし、
是枝監督の
「ワンダフルライフ」でも、
人は死んで
天国の入り口に
来ても、
そこから
7日間は
思い出作りを
しないと、
来世に
行けないのだ。
それにしても、
なぜ出てくる人は
色が
名前だったんだろう?
不思議な
感覚の映画は、
昨年の
東京国際映画祭TIFFにも
出品された。
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