映画を愛して、映画大好きだからこそ！
勝手気ままな感想を書かせてもらってます♡♡
映画好きな方も、あまり観ない方も
ご参考までに(*´∀｀*)
「セーラー服と機関銃」
さよなら丸の内TOEI
1982年公開（131分）
薬師丸ひろ子をスターに
押し上げた青春やくざ映画。
父を交通事故で
亡くしたばかりの
女子高生
泉（薬師丸ひろ子は、
遠縁に当たる日高組組長
（藤原釜足）の遺言で、
構成員が4人しかいない
その組の組長となる。
麻薬トラブルに巻き込まれ、
部下を次々と殺された彼女は、
佐久間(渡瀬恒彦)や
政ら生き残った部下と共に
敵地へ乗り込むが。。。。。
「かい・かん」のセリフが
もう一度見たくて鑑賞。
記憶は曖昧で、ブリッジして、
おへそを出している
薬師丸から始まることに仰天。
一応、
アイドル映画なので、
アイドルの顔のアップが
多いはずだが、
相米監督は違った。
ブリッジしている
彼女の顔はあまり見えないし、
ロングショットも多用。
さらに魚眼レンズを
使ったシーンや、
ハンディ・カメラなのか、
かなり手振れする
シーンもあった。
映画・小説・歌と
メディア・ミックスを利用して
1982年最大のヒット
となった作品だが、
かなり実験的作品
であることがわかる。
原作は赤川次郎。
その後も何作も
「セーラー服と機関銃」は
作られているが、
やはり
本作がベストだろう。
共演は柳沢慎吾、三石研らが
高校の同級生。
柄本明、寺田農、
円広志らも若い。
風祭ゆきは久しぶりに見たが、
かっこいい大人の女性。
ラストの新宿では、
ゲリラ撮影を行い、
赤い口紅に赤のハイヒールを履いた
セーラー服の薬師丸が、
モンローの「7年目の浮気」
さながらのスカートが
めくれる大人のシーンを演じる。
普通の高校生から、
少し大人になった彼女を
表現したのか。
脚本は日活ロマンポルノを支え、
今も活躍する田中陽造。
青春映画とやくざを
見事に融合させた。
当時、社会現象を起こし、
日本映画史上、
最も有名なシーンの
ひとつを確認したい方、
アイドル全盛期の
薬師丸ひろ子を
拝みたい方は
是非ご覧ください。
それにしても、
渡瀬恒彦の死に方が
あんなだったかなとは、
全く覚えてなかった。
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