映画を愛して、映画大好きだからこそ!
勝手気ままな感想を書かせてもらってます♡♡
映画好きな方も、あまり観ない方も
ご参考までに(*´∀`*)
「80年後のあなたへ」
2025年5月16日公開(121分)
平和を祈る名古屋の
若者の青春群像劇。
愛知県の高校生たちの
働きかけによって、
名古屋空襲をはじめとする
悲惨な出来事を忘れないための
祈念の日
「なごや平和の日」が制定された。
平和の日が制定できたが、
それで終わりで良いのだろうかと
考えを巡らせる
生徒会長の女の子と、
そんな彼女に思いを寄せ、
代々続く有松絞りの
実家の跡を継ぐ決意をした男の子。
戦時中は疎開先として
戦争の被害にあっていない街、
犬山市に住み、
訳あって心を閉ざしている
女の子と、
名古屋の味噌カツ有名店
「矢場とん」が大好きで
陽気な元野球部員との恋物語。
高校入学時に祖母からもらった
大切なメガネをかけた女の子が、
イメチェンをはかる成長物語。
そして、
夢を語れずにラジオ局で
アルバイトしている
大学生の女の子と、
ラジオ局ディレクターの恋。
そんな7人の人物が
織りなすストーリーを軸に、
戦後80年という節目の年に
「未来に残したいもの」は
何かを問いかける。。。。。
名古屋に1年だけ住んでいた
筆者にとっては、
名古屋もの
オンパレードの作品として
楽しかったが、
映画としての訴えは
ちょっと弱かった。
名古屋城、商店街、
ミライタワー、犬山城、
やばとん、有松絞りの
ゆかたなどの名所や
名古屋文化を紹介しながら、
今から80年後も平和で
いられるのかを探す若者達。
地元のZIPーFMも名古屋空襲から
80年企画を検討しており、
両方でコラボして、
「未来に残したいもの」
を持ち寄る。
「未来に残せる」
=「戦争破戒のない世界」
という構図は悪くなかったが、
クライマックスが
盛り上がらない。
本作は
「私の卒業プロジェクト」の
第6弾にあたる企画の映像化。
若い人々にあたりまえの
平和を考えてもらうには
絶好の機会。
今の高校生ならITで
「戦後80年をテーマにした
イベント」なんかを
入力してしまいそうだけどね。
監督は北川瞳。
手作り感満載の作品は、
高校の生徒会をやっている人、
名古屋愛いっぱいの方には
見て頂きたい。
恋愛模様もからめて、
本作だけで
数カップルできたのでは?
戦争だらけの世界を見る時、
平和って何かを
年1回でも考えて欲しい。
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