「無明の橋」のあらすじとネタバレ⁈3年に一度の癒しの儀式を描く人間ドラマ。

2025年
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映画好きな方も、あまり観ない方も
ご参考までに(*´∀
`*)

「無明の橋」

2025年12月19日公開(94分)

3年に一度の女性の
癒しの儀式を描く
人間ドラマ。

3歳の愛娘を
15年前に亡くした
由起子(渡辺真起子)は、

癒えることのない
痛みを抱え、

罪の意識から
逃れられずにいた。

ある日、
偶然目にしたと1枚の
絵画に心を奪われた彼女は、
その絵に描かれた、

古くから山岳信仰の
対象とされてきた
立山へと足を運ぶ。

そこには
さまざまな思いを抱えた
女性が集い、

由起子は不思議な
ひとときを過ごすことになる。。。。

江戸時代に「立山」連峰は
女人禁制だったため

女性のために始まった儀式が
「布橋灌頂会
(ぬのばしかんじょうえ)」である。

本作では亡くなった
娘に会いたい母親が、

この儀式のことを知り、
立山に向かう。

白装束に目隠しをされ、
ボランティアの高校生が
彼女らの手を引いて集合し、
全員で赤い布橋を渡る。

橋は三途の川を渡る
という見立てで、
極楽往生を願う。

主演は
名バイプレーヤーの
眞起真起子。

前半は
一人芝居のようで、
とにかく暗く重い。

儀式に参加するあたりから
ようやく盛り上がり、

その後は
登場人物も増える。

由起子の手を引く
高校生役を新人の陣野小和。
印象的な役どころ。

そして同じく、
儀式に参加した女性に
「菊とギロチン」の木竜麻生。
東京の友人役に室井滋。

由起子が東京の自宅で
赤い光を見て、

眼に違和感を感じ
眼科に行く所、

そして
手品のトランプの
カードが出ない所、

雷鳥好きのタクシー運転手が
雷鳥を見つけられない所は、

見たいものが見えない
というスピリチュアルな設定。

監督は
富山出身で「もみの家」
(2020年)の坂本欣弘。

自然光のみに頼ったのか、
暗がりで主人公らの

顔が見えない
シーンが数か所あったり、

音声もギリギリ
聞こえるシーンがあったりと、
年配者には厳しい場面も。

「とおりゃんせ」の
シーンは楽しいのだが、

どアップの連続と観客は
置いてきぼりをくらう。

母は三途の川で
石を積む娘に会い、
安堵して東京に戻る。

ただ、
あの高校生は実在
したのかは見る人次第。

高山が地獄で、
菩薩による救いの
儀式を見たい方、

心にわだかまりを
抱えている方には

見て心の安らぎを
感じて欲しい。

次回の
「布橋灌頂会」は、
2026年9月らしい。

筆者はなぜ、
鳥は一羽、魚は一尾と
数えるかの説明が驚いた。

鳥は死んだら羽が残り、
魚は死んだら尾が残るからと。

ちなみに
人間は「いちめい」と
言っていたが、

「一名」ではなく、
「一命」じゃないかと
瞬間的に思った。

本当は、
いったいどの字なのか知りたい。

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