映画を愛して、映画大好きだからこそ!
勝手気ままな感想を書かせてもらってます♡♡
映画好きな方も、あまり観ない方も
ご参考までに(*´∀`*)

「TOKYOタクシー」
2025年11月21日公開(103分)
22年の傑作「パリタクシー」の
日本版リメイク。
タクシー運転手の
宇佐美浩二(木村拓哉)は、
85歳の高野すみれ(倍賞千恵子)を
東京・柴又から神奈川の葉山にある
高齢者施設まで送ることになった。

すみれの「東京の見納めに、
いくつか寄ってみたいところがある」
という頼みを受けた宇佐美は、
すみれの指示で各地へタクシーを走らせる。
旅を共にするうち、

次第に心を許したすみれから
語られたのは、彼女の意外な過去だった。
タクシーの運転手と客として
偶然出会った2人の心、
そして
人生が大きく動き始める。。。。。

「ハウルの動く城」のコンビが復活し、
山田洋次監督がメガホンを
取ったリメイク作品。
オリジナルと比べてはいけないが、
やはりキムタクは、
タクシー運転手に見えない。

サーフィンとヨットで
日焼けした顔は、
1日中車の中にいる
運転手とはほど遠く、
いつもながらに役作りをしない
彼をなぜ起用したのかは疑問。

83歳のベテラン女優・倍賞は
自然体で淡々と演技している。
やはりうまかったのは、
すみれの若き日を演じる
蒼井優だろう。

日本の戦後の歴史と
かけあわせながらの点は、
日本人の心に響く。
また、
葛飾、上野・不忍池、
スカイツリー、下町、東京タワー、

渋谷に東京都庁など東京の見どころと、
横浜ベイブリッジ、
元町、MM地区など横浜の
観光名所が見られる
(ただ、都内を知る人には、
回る順番がおかしいことにも
気づくだろう)。

共演は、
優香、迫田孝也、笹野高史ら。
エンドタイトルに明石家さんまの
名前があったが、
途中で変な動きをしている
通行人がいたので、あれだろうと思う。

「マスカレードホテル」でも、
同じようなことをやっていたが、
こういう客寄せパンダ的な
起用は嫌いだし、不要。
せっかくの感動作が、最期にミステリー
(どこにさんまがいたかを探す)にしたいのか?

監督の山田洋次は94歳となるが、
人生の終活に向かうマダムは
彼の分身だったかも。
いろんなことがある人生。
特に長く生きた人には、
戦争やいろんなことがあったはず。
ラストは観客の予想どおりになるが、

そこに向けた盛り上げは
「男はつらいよ」などと同様にうまい監督。
ただ、
やはり本作よりも、
「パリタクシー」を見て頂きたいし、
韓国の「タクシー運転手」や
ショーン・ペンの
「ドライブ・イン・マンハッタン」も
各国の状況に合わせて
素晴らしい運転手の作品。

日本もリメイクではなく、
オリジナルのタクシー運転手作品で
勝負して欲しい。
辛口となったが、
「高速道路は嫌い」と言ってたすみれが、
横浜で首都高速に
乗ってたのはどうして?


コメント