映画を愛して、映画大好きだからこそ!
勝手気ままな感想を書かせてもらってます♡♡
映画好きな方も、あまり観ない方も
ご参考までに(*´∀`*)
「BETTER MAN
/ ベターマン」
(PG-12)
2025年3月28日公開(137分)
世界的ポップスターの
半生を猿として描く
ミュージカル。
イギリス北部の
街に生まれ、
祖母の大きな愛に
包まれながら育った
ロビー・ウィリアムズ(本人)。
1990年代初頭に
ボーイズグループ
「テイク・ザット」の
メンバーとして
デビューし、
ポップスターの
道を駆けあがっていく。
グループ脱退後も
ソロアーティスト
として活躍し、
イギリスの
ポップス界を代表する
存在へと成長。
しかしその裏には、
名声と成功がもたらす
大きな試練が
立ちはだかっていた。。。。。
ロビーが子供の時から
抱いていた
他人との違いを
モンキーとして
表現した
ミュージカル・エンタメ。
奇抜なチャレンジは
認めるが、
猿の顔はさすがに
違和感があり、
正直、感情移入が
難しかった。
映画の
出来栄えとしては、
かなり完成度も高く、
「グレーテスト
・ショーマン」の
マイケル
・グレイシー監督の
手腕が光る。
迫力のサウンド、
圧巻のダンス・シーン、
奇想天外で
ドラマチックな人生は
映画向き。
特に、前半は
カメラが動きまくり、
アイドル・グループ
としての成功を描く。
変幻自在の
ダンスに歌で
盛り上げる。
また、
彼女(ベティ)に
出会う船上での
ダンスシーンも、
早く、美しい。
圧巻は
コンサート・シーンで、
「ボヘミアン・ラプソディー」
同様に、劇場内は大音響で、
コンサート会場に
いるような
没入感となる。
そして、
ラストのロイヤル
・アルバート・ホールの
「My way」にはまいった。
筆者は1975年
公開の南ア・英国合作の
「My way」で、
音楽で泣かされた
初めての体験があり、
この曲には弱い。
失踪する自動車が、
水に突っ込むシーン
などダイナミックで、
見たことも
無いような、
うまい演出だらけだったが、
最期はクラシックに。
アカデミー賞では
視覚効果にノミネート。
ゴールデングローブ賞では、
本作オリジナルの
「Forbidden road」が
ノミネートされた。
ただ、
日本ではあまり
知られてしれれていない
ミュージシャン
であることも確かで、
他の歌手の
自伝的作品に比べ、
観客も少なめだった。
彼は常に自己嫌悪を
抱いていたのか?
「沸かせろ!」という
父の言葉とは裏腹に
自信が無い側面も見せ、
薬と酒に溺れる弱さも
見せた作品は、
かなりの変化球
だということを
頭に入れた上で
鑑賞して欲しい。
映像的、音楽的には、
素晴らしい作品として
お薦めしたい。
「ベターマン」は、
2000年にロビーが
発表した楽曲名。
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