映画を愛して、映画大好きだからこそ!
勝手気ままな感想を書かせてもらってます♡♡
映画好きな方も、あまり観ない方も
ご参考までに(*´∀`*)
「影なき声」
1958年公開(92分)
「白と黒の犯罪映画より」
(モノクロ)
松本清張原作を
鈴木清順が映画化した
ミステリー。
毎朝新聞社の
事件記者として
サツ廻りをしている
石川汎(二谷英明)は、
取材からの帰途、
世帯やつれした
一人の婦人を
見かけて首をかしげた。
その婦人は、毎朝新聞社の
元交換手・高橋朝子
(南田洋子)だった。
3年前、
朝子は電話の
かけ違いから
殺人犯人の声を
聞いてしまい、
いまだに不気味な
声に悩まされていた。
彼女の夫で、
宣伝会社で働く
小谷茂雄(高原駿雄)は、
家に取引先を招待し、
麻雀の接待をするよう
取引先社長の浜崎
(宍戸錠)に命じられた。
しかし、
浜崎が来るのが
遅いため、
茂雄に電話をかけるよう
言われた朝子は、
浜崎の声を聞くと
血の気が失せるほどの
恐怖を感した。
というのも、
昼夜忘れず悩んでいた
例の不気味な声に
酷似した声がしたからだ。。。。。

「ツィゴイネルワイゼン」
(1980年)で
日本の映画賞を総なめし、
世界にも認められた
鈴木清順の初期作品が
「白と黒の犯罪映画」で
蘇った。
モノクロ時代の
クライム・サスペンスで、
原作は
松本清張の短編「聲」。
アリバイを使った
偽装殺人ものだが、
アパートのドアノブ、
割れた鏡など、
清順美学が所々に
散りばめられて、
主人公の恐怖をあおる。
特に、
般若のお面が映像に
度々現れ、
犯人像の怖さを
引き出していた。
また、
普通にしゃべる声と
電話を通じた声の違いなど、
微妙なことに気づく
清張の原作も面白いし、
電話交換手がいた時代を
今の人が見たら
びっくりだろう。
ただ、
宍戸錠には、
もう少し活躍して
もらいたかったのと、
ミステリーの謎解きが、
最期にあっさりと
言葉で説明されたのは
残念。
脚本が良くなかった。
ヒロインの南田洋子は、
とにかく美しく、
年老いてからしか
記憶にない人には
驚きの美貌。
二谷英明も若いし、
宍戸錠の存在感は抜群。
共演は他に金子信雄、
芦田伸介らと豪華。
最後に出てくる
北多摩郡小平町は、
今の小平市。
何も無い農村地帯で、
小平に住んでいる方は
是非、
70年前をご覧ください。
清順監督は、
68年に日活を
解雇となったが、
約10年後の和解まで
映画を撮っていない。
しかし、
その後再評価されたのは
嬉しい。
現在、
東京の某シアターで
「白と黒の犯罪映画」
を特集上映中。
「地獄の波止場」「首」
「野獣死すべし(1959年版)」など、
9本をお見逃しなく。




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