映画を愛して、映画大好きだからこそ!
勝手気ままな感想を書かせてもらってます♡♡
映画好きな方も、あまり観ない方も
ご参考までに(*´∀`*)
「デッドマンズ・ワイヤー」
2026年7月17日公開(105分)
実話の人質犯罪と
その顛末を描くドラマ。
1977年2月。
米インディアナポリス。
不動産投資会社
メリディアン・モーゲージ社に
財産をだまし取られたと
主張する男トニー
(ビル・スカルスガルド)は、

同社に押し入り、
社長(アル・パチーノ)の息子で
同社役員のディック
(ディカー・モンゴメリー)を
人質に取る。
トニーは自分と人質の首を
ショットガンとワイヤーで結びつけ、
動けば発砲される仕組みの
「デッドマンズ・ワイヤー」を
用いて立てこもり、

警察も手出しできない
状況を作り出す。
現場からメディア出演を行うなど
異例の行動を続ける中、
世論は彼を非難する声と
同情する声に分かれていく。
膠着状態を打開しようと
警察が突入に備える中、
ついにトニーと社長が
電話で話すことになるが。。。。。

多くの実際の映像が
残る事件で、
実話に基づいて事件の
3日間が進む中、
犯人による生中継や
マスコミを巻き込んでの
記者会見など
劇場型となっていく。

さらに、
人気DJ(コールマン・ドミンゴ)
を使い、自己主張をしていく。
「死のワイヤー」を使い、
人質が逃げたり、
犯人に危害があると
ショットガンの引き金が
引かれる仕組みは
一定の緊迫ムードを作るが、
何かもの足りなかった。

それは、この
「死のワイヤー(Deadman’s Wire)」が
本当に機能するのか、
誰も見てないことである。
創作でもいいので、
犯人が「死のワイヤー」を引くと、
こうなるというのを
事前に見せてくれると、

さらに緊張感が
高まっただろう。
犯人役に実際より
かなり背が高い
ビル・スカルスガルド。
マスコミを見方につけ、
陪審員制度でも
無罪を勝ち取る
ラストはありえない。

「ストックホルム・ケース」でも
描かれた犯人への肩入れが
起こるということだろうか。
黒人レポーターには
「ゼイ・ウィル・キル・ユー」の
マイハラ。
そして、DJ役に
「マイケル」で悪い父親だった
コールマン・ドミンゴ。

さらに「狼たちの午後」に
類似した事件だからか、
アル・パチーノが参加。
監督は、
「グッドウィル・ハンティング」や
「ミルク」などの
名匠ガス・ヴァン・サント。

緊迫シーンには、
不釣り合いな明るい音楽や
ノリノリのDJの音楽を使用。
「明日に向かって撃て」の名曲
「雨にぬれても」がラストに
使用されたのにはびっくり。
犯人がヒーローに
なるさまは、
まさにアメリカン・ニューシネマの
体現化だったので、

この曲を使ったのかも。
また、ジョン・ウェインの
アカデミー賞か何か賞取りの
ニュースも当時を再現する
フィルムなのだろう。
エンドタイトルでは
実際の人質事件の
TV映像が流れるが、

77年の再現度は
極めて高いと言える。
ちょっとチャチだが、
本当に使われた
自動発砲装置が見たい方、
生中継を使って犯人が
世間やマスコミを味方につける
実話作品が見たい方、
ガス・ヴァン・サント監督ファン
の方は是非。

しかし、
復讐の事件まで4年も
怨念をためていたのは恐ろしいが、
事件当日の対応は
極めて冷静だったのも
ギャップが大きく謎に
満ちている。
事実はフィクションよりも
奇なりということだろう。



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