映画を愛して、映画大好きだからこそ！
勝手気ままな感想を書かせてもらってます♡♡
映画好きな方も、あまり観ない方も
ご参考までに(*´∀｀*)
「スターリンの葬送狂騒曲」
（イギリス）
2018年8月3日公開（107分)
スターリンの突然死後に
起きた後継者争いの
顛末を描く笑えない
実話コメディ。
1953年のモスクワ。
ソ連を約20年もの間、
独裁者スターリン
（アドリアン・マクローリン）と
彼の秘密警察が
牛耳っていた。
中央委員会第一書記の
フルシチョフ
（スティーヴ・ブシェミ）、
秘密警察の警備隊長ベリヤ
（サイモン・ラッセル・ビール）、
スターリンの右腕マレンコフ
（ジェフリー・タンバー）
らが夕食に集う。
翌朝近くまで続いた
宴会を終え、
スターリンは自室に
引き上げると、
脳卒中を起こし倒れてしまう。
部屋の外にいた警備員は、
起きてこないが、無理に起こすと
スターリンの逆鱗に
触れるので、そのまま放置していた。。。。
強烈な風刺をこめて、
西側視点で描いた作品。
予告編のような
どたばた喜劇ではなく、
かなりブラックで
アイロニカルな作品。
２００万人を粛正したと
言われる彼を象徴する
かのように、
粛正のシーンが続くが、
彼が死んだとたんに
恩赦が与えられる
生き残るシーンは笑える。
また、
優秀な医師も
スターリンが粛正したので、
やぶ医者しか残ってないのも
事実で笑える。
一見ババを引いたような
フルシチョフが、
その後の逆転劇を
演じるのも凄いが、
この国の政治体質は
今も変わらないのだろうと
容易に想像できる。
「007慰めの報酬」の
オルガ・キュリレンコが
紅一点存在感を示すが、
「ファーゴ」など
コーエン映画の常連ブシェミが、
フルシチョフを演じている。
最低でもフルシチョフの
名前がわかる方にのみお薦め。
因みにロシアでは公開禁止映画。
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