映画を愛して、映画大好きだからこそ!
勝手気ままな感想を書かせてもらってます♡♡
映画好きな方も、あまり観ない方も
ご参考までに(*´∀`*)
「幸福路のチー」
(台湾)
2019年11月29日公開(111分)
東京アニメアワードで
グランプリに輝いた
台湾アニメの傑作。
1975年。
台北郊外の田舎町で
生まれ育ったチーは、
一生懸命勉強して
アメリカへ行き、
成功を手にする。
ある日、
祖母の訃報を
受けた彼女は、
長い間戻らずにいた
故郷の幸福路に
戻ってくる。
チーは幼いころの
思い出が詰まった場所で、
年老いていく親を前に
人生や家族への
思いを巡らせる。。。。。
決して日本のアニメの
ような繊細な
描き方でなく、
どこか素朴なタッチ
(幼少期のチーは、
どこかちびまる子ちゃん的)
だが、
あまり触れたことのない
台湾の歴史や文化とともに
綴られる彼女の過去に
引きずり込まれた。
蒋介石の死、戒厳令解除、
台湾大地震、
アメリカの同時多発テロ
などの大事件と
ささやかな彼女の人生。
彼女のお姫様的
妄想シーンと、
困った時に現れる
おばあちゃんと
その言葉。
家族の愛も
ふんだんに出てきて、
とても心が温まる作品
となっている。
監督はアメリカに
留学もした女性
ソン・シンイン。
チーは監督自身の
分身なのかもしれない。
必ずしも
成功だけではなく、
紆余曲折の人生だが、
幸せを求めて生きる
チーを応援したくなる。
ファンタジーばかりの
日本のアニメとは
一味違う傑作は、
是非、多くの人に
見て頂きたい。
下高井戸まで、
見に行った価値は
十分にありました。
つい故郷を
思い出したくなる
ノスタルジックな作品は
超お薦めです。
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