映画を愛して、映画大好きだからこそ!
勝手気ままな感想を書かせてもらってます♡♡
映画好きな方も、あまり観ない方も
ご参考までに(*´∀`*)
「さびしんぼう」
DVD鑑賞
1985年4月13日公開(112分)
大林宜彦監督の
尾道3部作を
締めくくる
ファンタジー。
広島県尾道市。
寺の住職の
一人息子
・ヒロキ
(尾見としのり)は
カメラ好きの
高校2年生。
一緒に遊ぶ
悪ガキ友達は
いるが、
どこかさえない
毎日を
送るヒロキは、
隣の女子校で
放課後になると
ショパンの
『別れの曲』を
弾く少女
(富田靖子)に恋心を
抱いていた。
彼女を勝手に
“さびしんぼう”
と呼んでいた
ヒロキの前に、
ある日、
ピエロのような
格好をして
“さびしんぼう”と
名乗る
謎の女の子(富田靖子:2役)
が現れた。。。。。。
「転校生」
「時をかける少女」
は見ていたが、
本作は
見ておらず、
大林監督の死去と
コロナ渦の
おかげで、
DVD鑑賞するに
至った。
35年と
いう時代は
感じさせるが、
一度訪れた
ことのある
尾道の街並み
(特に細い
坂道や
小さなボートでの
移動)を
うまく
利用して、
思春期の男の子と
母の関係を
ノスタルジックに
描いた秀作。
2役の
富田靖子は
言うまでもないが、
母役の
藤田弓子が
素晴らしい。
他にも
小林稔侍、
岸部一徳、
秋川リサ、
樹木希林などが脇を
固めていた。
やたらと出てくる、
秋川のパンチラ
シーンは、
不自然ながら、
思春期の男の子を
語る上で、
必要な演出。
35年前に
青春時代で
なかった人も
共感できる
ファンタジーは
大林監督の魔法ですね。
親にも、
子供には言えない
青春時代があった
ということを、
子供は一度は
考えて
みるべきでしょう。
また、
尾道の空気に
触れたくなる作品は、
超お薦めです。
なお、
DVD版では、
監督の希望で、
エンディングが
劇場版と異なり、
「別れの曲」を
富田靖子が
歌っていません。
特典映像の方に、
オリジナルの
エンディングが
ありますので、
そちらも
ご覧ください。
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