映画を愛して、映画大好きだからこそ!
勝手気ままな感想を書かせてもらってます♡♡
映画好きな方も、あまり観ない方も
ご参考までに(*´∀`*)
「パリ、テキサス」
1985年9月7日公開(146分)
西独・仏合作(DVD鑑賞)
カンヌでグランプリを
受賞した不思議な
ロード・ムービー。
4年前に妻子を捨てて
失踪した兄のトラヴィス
(ハリー・ディーン
・スタントン)が
テキサスの砂漠で
行き倒れていたという
連絡を受けた
弟ウォルト
(ディーン
・ストックウェル)
に連れられ
妻とトラヴィスの
息子が待つ
ロサンゼルスへ
やってくる。
息子に母
(ナターシャ
・キンスキー)を探しに、
テキサス州
ヒューストンに
行くかと聞くと、
行くと同意。
二人で失踪した妻を
探しにいくが、
トラヴィスは、
4年間LAに
置き去りにしていた
幼い息子との間にも
親子の情を
取り戻していく。
そして、
やがて
巡り会った妻に、
彼は愛するがゆえの
苦悩を打ち明ける。。。。。
前半は、
土地を買っていた
テキサス州の町
パリを探すが、
トラヴィスは
何もしゃべらない。
折角、
息子とも関係を
取り戻したのに、
息子を妻に預け、
また旅に
出てしまう。
とても
理解できないし、
ロスで息子を育てた
養父母のことを
考えても、
辛くてしょうがない。
監督はドイツの
鬼才ヴィム・ベンダース。
自分の中では、
全く理解できて
なかったが、
ドイツから見た
アメリカ
(=テキサス・西部)
が描かれており、
これもありかと
妙に結末に
納得してしまった。
「万引き家族」にも
出てきたような
テレクラに
努める妻に
「テス」の
ナターシャ・キンスキー。
久しぶりに見た。
美しい。
前半、
何も語らなかった
主人公が、
堰を切ったように
語り始める。
冒頭から
何が起こるのか、
不思議な空気感が
漂う作品だが、
この感覚に
ついていける方には
超名作となる。
物語性よりも、
感性で見る
欧州の映画は、
人生の何かを
探している人には是非、
お薦めしたい。
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