映画を愛して、映画大好きだからこそ！
勝手気ままな感想を書かせてもらってます♡♡
映画好きな方も、あまり観ない方も
ご参考までに(*´∀｀*)
「異端の鳥」
（R-15)ウクライナ・チェコ合作
2020年10月9日公開（169分）
禁断の書を
元にした
少年の
苦難と地獄を
描く超問題作。
少年(ペトル
・コラール)は
東欧のとある
場所に疎開し、
無事に
ホロコースト
から逃れる。
だが、
疎開先の
一人暮らしの
叔母が病気で
亡くなり、
さらに
叔母の家が
火事で焼け
落ちたため
一人で旅に出る
ことになる。
孤児になった彼は
あちこちで
白い目で見られ、
異物として周りの
人々に
むごい扱いを
受けながらも
懸命に生きよう
とする。。。。。。
苦難などと
簡単な
言葉では言えない、
想像を絶する
理不尽な
地獄を
3時間にわたって
見せられる
精神的に
残虐な映画。
10歳前後と
思われる
彼が受ける
仕打ちは、
とんでもない
ものばかりで、
ヴェネツィア
映画祭では
受賞はしたが、
上映中に
離席する人が
続出している。
第2次大戦下の
ある国
との設定だが、
いい人は、
ほぼ出てこない。
しかし、
これが
戦争時の
現実なのだろう。
映画が白黒で
血が赤く
見えない点には
救われたが、
国などを
特定されないよう、
人工言語が
使用された
初の映画である。
実際、
セリフ自体は
少ないが、
その映像は
圧巻で、
荒涼した冒頭の
ビジュアルなど、
芸術的な
表現力も高い。
原題は
「Painted Bird」。
一場面で、
色を付けられた鳥が
籠から放たれて、
群れに入るが、
いっせいに
他の鳥たちに
いじめられ、
死んでしまうのは、
この映画の本質を
端的に表している。
強烈な差別や
Diversityを
否定する
人間の本質を
描いた
映画だけに、
トランプさん
あたりが見ると、
大変面白い
と思うのかも。
凄い映画が
見たい方は
チャレンジ
してください。
3時間、
怒りと嫌悪で目が
釘付けになります。
少年は、後半、
目から光を
失いますが、
最後の最後で
初めて
自分の名前を
思い出す。
それが
唯一の光か。
人間の本質を
見たい方には、
お薦めしますが、
終わった後に
絶句するでしょう。
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