映画を愛して、映画大好きだからこそ！
勝手気ままな感想を書かせてもらってます♡♡
映画好きな方も、あまり観ない方も
ご参考までに(*´∀｀*)
「女たち」
2021年6月1日公開（97分）
田舎町でいろんな
問題を抱えた
女性達を描く
人間ドラマ。
40歳間近の
独身女性
・美咲
(篠原ゆき子)は
就職
氷河期世代で
仕事も恋愛も
うまくいかず、
故郷に戻り
半身不随の
母・美津子
(高畑淳子)を
介護しながら、
地域の
学童保育所で
働いている。
自分を
否定し口汚く
ののしり
続ける母に
反発しながらも、
心の奥底では
自分を認めて
もらいたいと
美咲は
願っていた。
そんな中、
彼女が
心の
支えにしていた
養蜂家の
親友・香織
(倉科カナ)が
突然命を絶ち、
美咲を絶望が
襲う。。。。。
いろんな
女たちの
生き様の中で、
母と娘、親友、
同級生、
などの
関係が出てくるが、
極めて
説明が少なく、
見る人に
委ねられている。
例えば、
親友の死や
彼女たちに
不快な
ファックスを
送ってくる
人物など、
分からない点が
多い。
難解な
ストーリー
展開の中で、
本来、
篠原ゆき子を
見に行ったが、
高畑淳子の
演技には驚いた。
麻痺のある母を
恐ろしいまでに
演じており、
「お終活」と
セットで
見て欲しい。
また、
倉科カナは、
最近ドラマでも
注目されている
ゲーム
・チェンジャー。
本作でも
流れを一気に
変える役で登場し、
服薬自殺を
はかる。
例によって、
男たちは
しょうもない感じで
描かれており、
女性の逞しさや、
もろさが
顕著に描かれる。
製作総指揮は
奥山和由で、
チーム奧山の
25周年
となる作品だが、
今の邦画は
崩壊する家族や
女性の叫びを描く
作品ばかりで、
特に
目立つとの印象は
持てない。
ただ、
本作の中で
イラン人の
サヘル・ローズは、
前述の高畑と並んで、
インパクトがあった。
結果として、
個人の
演技レベルは
非常に高い
作品だが、
つながりや
説明不足の点で、
高得点を
得られにくいのは
残念。
不幸の連鎖や
人生の行き
詰まりが続く
映画なので、
この重圧に
耐えられる方にのみ
お薦めする。
「ミセス・ノイジィ」の
余韻が
まだ残る中では、
まずはそちらで、
篠原作品を
堪能して頂きたい。
良かったら、こちらも読んで見て下さい。
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