映画を愛して、映画大好きだからこそ!
勝手気ままな感想を書かせてもらってます♡♡
映画好きな方も、あまり観ない方も
ご参考までに(*´∀`*)
「エッシャー通りの
赤いポスト」
2021年12月25日公開(146分)
園子温監督が
無名役者50人を
集めた群像劇。
カリスマ映画監督
・小林正の新作
オーディションに、
夫の遺志を継ぎ
女優を目指す女性、
「小林監督心中クラブ」
のメンバー、
興味本位の者など、
有名無名の
女優たちが集まる。
一方の
小林監督は、
エグゼクティブ
プロデューサー
(渡辺哲)
の無茶な
要求に困惑し、
シナリオ執筆も
はかどらず
追い詰め
られていた。
そんなとき、
監督の前に
かつての恋人
・方子
(モーガン茉愛羅)
が現れる。。。。。
700名の
ワークショップ
参加の新人たちから
選ばれた
51名による
群像劇だが、
その人数が
多すぎる。
この人数を
まとめた
園子温監督には
敬服するが、
常人には
理解不能な
映画愛にあふれた
作品となっている。
得にエキストラに
焦点を当てており、
人生のエキストラに
なるのか、
主人公になるのか、
ギリギリまで
追い詰められた
俳優たちの熱量が
伝わる作品。
ただ、
中心となる
小林監督に
鬼才としての
魅力が
感じられ
なかったことが
唯一残念。
一方で、
女優陣は、
魅力的な
メンバーが集結。
同監督の
「愛のむき出し」
で脚光を浴びた
満島ひかりの
再来となる
新人発掘の
場を提供した。
特に、藤丸千、
モーガン茉愛羅、
上地由真などは、
これから出演作も
増えるだろう。
とにかく、
奇妙な映画だが、
起点となるのは、
エッシャー通りに
沢山ある赤いポスト。
有名人を
多数出せば
ヒットする
今の日本映画界を
大いに皮肉る
園監督の
毒が見れる
作品だけに、
日本人は誰も意に
介しないが、
海外では
高評価されている。
ダメダメ映画だった
「プリズナーズ
・オブ・ゴーストランド」も、
本作の新人20名が
参加している
ということで、
再度、見直して
みたくなった。
ちょっと有名に
なり過ぎた
園監督の
原点回帰と
言われているが、
いろんな意味で
映画とは何かを
考えさせられる
不思議な作品。
無名役者の
オンパレードでも
構わない映画愛に
あふれる方にのみ
お薦めする作品。
それにしても、
ラストの渋谷の
スクランブル、
あれは
本当に警官に
追われているよね。
だって、
あそこは
撮影不可の
はずだから。
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