映画を愛して、映画大好きだからこそ!
勝手気ままな感想を書かせてもらってます♡♡
映画好きな方も、あまり観ない方も
ご参考までに(*´∀`*)
「おみおくりの作法」
(英)(原題「Still Life」)
2015年1月24日公開(91分)
1月に公開され、
ミニシアターで
異例のロングラン
となっている
隠れた名作。
主人公
(エディ・マーサン)は、
ロンドンのある
地区の民生係として、
身寄りのない人の
葬儀を
担当している。
孤独死した
人の家で、
写真や遺品から
家族を探しだし、
葬儀を営むが、
市の経費削減のため、
首を宣告される。
しかし、
最後仕事となった
男の身寄りを
探すため、
彼は奔走し、
友人や家族の話から、
彼の人生を
作り上げていく。。。。。
とても静かで、
淡々と毎日の仕事を
こなす彼であるが、
心のこもった
葬儀をする姿は
「おくりびと」に
通じるものがある。
同系の「悼む人」は、
仕事でもない人が
アクシデントで
なくなった人を弔う
不自然さがあったが、
本作品は非常に
ナチュラルで、
これがヴェネチアを始め
各国の賞を受賞した
理由でしょう。
これほど穏やかで、
そしてラストに
自然に涙が出てくる
映画も珍しく、
アイロニカルではあるが、
是非見て頂きたい作品
としてお薦めします。
感情表現が
抑えられた内容なのに、
見ているものの
感情を揺さぶる
映画は珍しいです。
お葬式って
誰のためにするのか、
考えさせられます。
「国際市場で逢いましょう」
とは全く対照的な
映画ながら、
私的には、
今年のベスト3
に入る傑作映画です。
アルバムの中の記憶が
いかに大切か、
自分が生まれた時、
親がどうだったのか、など、
ひとりの人間の人生を
推測して構築
していく作業と、
予想外の
ラストシーンに
静かな涙が出てきます。
ロングランの理由が
分かりました。
コメント
詳しくわかりやすい解説、いつもありがとうございます。
おみおくりの作法
イギリス映画らしいタイトルですね。
観てみます。
いつもコメントありがとうございます。現在公開中の「アイアムマキモト」が、本「お見送りの作法」のパクリではないかと心配しています。改善されるべきが、改悪になってたりして。週末に確認します。