「花腐し」のあらすじとネタバレ⁈「ピンク映画へのレクイエム」ながら、衝撃の純愛ドラマ。

スポンサーリンク

映画を愛して、映画大好きだからこそ!
勝手気ままな感想を書かせてもらってます♡♡
映画好きな方も、あまり観ない方も
ご参考までに(*´∀`*)

 

「花腐し」

(R-18)
2023年11月10日公開(137分)

「ピンク映画への
レクイエム」ながら、

衝撃の
純愛ドラマ。

廃れつつある
ピンク映画業界で

生きる監督の
栩谷(綾野剛)は、

もう5年も
映画を
撮れずにいた。

梅雨のある日、
栩谷は、

家賃滞納の
代わりに、

大家
マキタスポーツ)から

アパート住人に
対する

立ち退き
交渉を頼まれる。

その男・伊関
柄本佑)は

かつて脚本家を
目指していた。

栩谷と伊関は
会話を
重ねるうちに、

自分たちが
過去に本気で

愛した女が
同じ女優・祥子
さとうほなみ

であることに
気づく。

3人が
しがみついてきた

映画への夢が
崩れはじめる中、

それぞれの
人生が
交錯していく。。。。。

芥川賞受賞の
松浦寿輝の

原作は
未読ながら、

見事な
シナリオに
圧倒された。

特に、
冒頭の心中の

理由が
付きまとう中、

なぜ6年も
同棲している
男ではなく、

別の男と海に
身を投げたのか。

絡みのシーンも
多いが、

決して
ポルノ映画
ではなく、

祥子の20歳から
6年間と、

その後6年間を
付き合った

二人の男の
会話を通して、

彼女を浮かび
上がらせる。

とにかく、

主演の
さとうほなみが
素晴らしい。

雨の中の
シーンも多いが、

大胆な演技で、
2人の名男優に
一歩も引かない。

共演は他に
スナックのママに
山崎ハコ

赤座美代子
奥田英二ら。

監督は、
ロマンポルノの
脚本家でデビューし、

「火口のふたり
(2019年)で

絶賛された
新井晴彦。

今年の傑作
「福田村事件」も

脚本を
担当しており、

その才能には
驚くばかり。

年末に
こんないい映画が
出てくると、

また、
今年のベスト10を

考える上で
困ってしまう。

白黒が今で、
昔がカラーという

正反対の
脚色の作品は、

R-18ながら、
超お薦めの作品。

エンドタイトル後に
山口百恵の

「さよならの
向こう側」を

綾野剛
さとうほなみ

デュエットで
フルコーラス歌うので、

最期まで
席をたたないように。

山崎ハコさんの
曲も2曲かかります。

題名の
「花腐し
(はなくたし)」は

万葉集の言葉。

コメント

タイトルとURLをコピーしました