映画を愛して、映画大好きだからこそ！
勝手気ままな感想を書かせてもらってます♡♡
映画好きな方も、あまり観ない方も
ご参考までに(*´∀｀*)
「メイ・ディセンバー
ゆれる真実」
（R-15）
2024年7月12日公開（117分）
違和感満載の
実話ベースの
スキャンダル
・ドラマ。
ジョージア州
サバンナ。
20年前、
当時36歳の
女性グレイシー
（ジュリアン・ムーア）は、
23歳年下の
13歳の少年ジョー
（チャールズ・メルトン）と
運命的な
恋に落ちるが、
2人の関係は
大きな
スキャンダルとなり、
連日タブロイド紙を
賑わせる。
グレイシーは
未成年と
関係を持った
ことで
罪に問われて
服役し、
獄中でジョーとの
間にできた
子どもを出産。
出所後に
晴れて2人は
結婚する。
それから
20年以上の
月日が流れ、
いまだ嫌がらせを
受けることが
あっても、
何ごとも
なかったかのように
幸せに過ごす
グレイシーとジョー。
そんな2人を
題材にした映画が
製作される
ことになり、
グレイシー役を
演じる
ハリウッド女優の
エリザベス
（ナタリー・ポートマン）が、
役作りの
リサーチのために
彼らの近くに
やってくる。
エリザベスの
執拗な
観察と質問により、
夫婦は自らの
過去とあらためて
向き合うことになり、
同時に役に
なり切ろうとする
エリザベスも
夫婦の深い沼へと
落ちていく。。。。。
2大女優の共演
ということで鑑賞。
実話は34歳の
教師が12歳の
教え子と関係を持ち、
児童レイプの罪で
7年服役し、
獄中出産した
実話に
インスパイア
されている。
「エデンより彼方に」
「キャロル」の
トッド・ヘインズ監督は、
これが犯罪なのか
ロマンスなのかを
観客に
考えさせるため、
多くの違和感を
作品に詰め込んだ。
「違和感１」は、
役作りのためとは
言え、
他人をここまで
受け入れるのか？
彼女は大胆で、
土足で踏み込み、
いろんな友人らに
インタビューする。
「違和感２」は、
36歳になった
夫ジョーの
子供は、
高校卒業という
違和感。
子供たちが
友人にしか
見えないが、
これは歳の差が
あるから
仕方ないか、
「違和感３」は
青虫に代表される
ダークな嗜好。
突然の
狩猟シーンで、
きつねは
撃たれたのか？
グレイシーは、
彼女の兄二人から
虐待があったのか？
何が真実なのかが
わからない違和感。
「違和感４」
大げさな音楽は、
はりつめた
感情を現すのに
効果的だったのか？
などなど。
強烈だったのは、
子供らの
卒業式前日に
家族全員で
レストランに行くと、
元夫の家族全員と
鉢合わせになる
シーン。
見てる方は
きまずさ満点だが、
両家族は
意外と
あっさりしていた。
他にも、
エリザベスが
誘ったように見えた
ジョーとの
密会シーンなどは
フィクションだろうが、
仰天の演出。
アカデミー賞
脚本賞ノミネート他、
ゴールデングローブ賞
4部門ノミネートの
問題作は、
違和感を
感じたい方には
お薦めする
サスペンス・スタイルの
ドラマ。
本当に事実は
小説よりも奇なり。
因みに
「メイ・ディセンバー」
とは、
親子ほど年の離れた
カップルを
意味するらしい。
ナタリー・ポートマンは、
プロデューサーにも
名を連ねる、
入れ込みよう。
中学生に
愛がわかるのか、
父性が愛を
形成させたのかを
見たい方、
チャレンジすべき
作品。
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