映画を愛して、映画大好きだからこそ!
勝手気ままな感想を書かせてもらってます♡♡
映画好きな方も、あまり観ない方も
ご参考までに(*´∀`*)
「メガロポリス」
(PG-12)
2025年6月20日公開(138分)
巨匠F.F.コッポラ監督の壮大なる
SF抒情詩。
21世紀、
アメリカの大都市ニューローマでは、
富裕層と貧困層の格差が
社会問題化していた。
新都市メガロポリスの開発を
進めようとする
天才建築家カエサル・カティリナ
(アダム・ドライバー)は、
財政難のなかで利権に固執する
新市長フランクリン・キケロ
(ジャンカルロ・エスポジート)と対立する。
さらに
一族の後継を狙うクローディオ・プルケル
(シャイア・ラブーフ)の策謀にも巻き込まれ、
カエサルは
絶体絶命の危機に陥る。。。。。
ローマ的な音楽、金ぴかだらけの
金持ちと貧しい人々、
支配層の盛大な結婚式など、
今のアメリカを大いに皮肉る
コッポラの怒りを見せられる作品。
ただ、
CGも多く、コッポラ的な重厚で
肉厚な映画には見えなかった。
映像的には、軽いタッチとなり、
今時のCG作品と変わらない。
構想40年もかけた間に
いろんなことが変わってしまい、
カオスのような作品に
仕上がったのでは?
主役の天才建築家が「Time stop」
というと時間を止められる
設定も良くわからない。
あれをうまく使えば、
敵の策略にはまることも
なかったのでは?
俳優陣は超豪華で、
ローレンス・フィッシュバーン、
ダスティン・ホフマン、
タリア・シャイア、ナタリー・エマニュエル、
ジョン・ヴォイトなど
新旧の名優たちが集まった。
巨匠も今や86歳となったが、
きっとダメなアメリカになったことを
嘆いて本作を作ったことが十分に伝わるので、
そういうことでは
大変意味のある作品となった。
「ゴッドファーザー」シリーズや
「地獄の黙示録」を期待してはいけないが、
恐らく
これが彼の最後の作品になるのでは。
アメリカの未来は明るいのか知りたい方、
ノーベル賞を取った建築家の新素材で
作った建物を見てみたい方、
壮大なSF抒情詩を見たい方には
お薦めする。
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