「砂の器」のあらすじとネタバレ⁈松本清張の推理小説を映画化した社会派サスペンスの傑作。

2025年
スポンサーリンク

映画を愛して、映画大好きだからこそ!
勝手気ままな感想を書かせてもらってます♡♡
映画好きな方も、あまり観ない方も
ご参考までに(*´∀
`*)

「砂の器」

(午前10時の映画祭)
1974年10月19日公開(143分)

松本清張の推理小説を映画化した
社会派サスペンスの傑作。

警視庁の今西(丹波哲郎)、
西蒲田署の吉村(森田健作
両刑事の訊き込みにより、

事件の前夜、
蒲田駅前のバーで被害者と

酒を飲んでいたという
若い男が重要参考人として浮上した。

ホステスらの証言では、
二人は強い東北なまりで話しており、

その会話の中の“カメダ”という
言葉に糸口をつかんだ両刑事は、
秋田県亀田に向かう。

手がかりはなかったが、
帰途の電車内で、

ふたりは将来を嘱望される
作曲家・和賀英良(加藤剛)に
出会う。。。。。

1980年頃に劇場で見て、
親子の宿命に涙が止まらなかった。

上映から50年を経て再び
鑑賞したが、

傑作とは時代を超えて
素晴らしいものだと実感した。

俳優たちの圧巻の演技と
美しい田舎町の景色、

そしてクライマックスの
ピアノとオーケストラの演奏。

放浪する親子の映像とマッチして
芥川也寸志の音楽が、
見ているものの感情を揺さぶる。

原作の松本清張をして
「小説では絶対に表現できない」
と言わせた。

そう、
音楽は小説では書けないのである。

監督は「八つ墓村」「鬼畜」などの名匠、
野村芳太郎。脚本は橋本忍と山田洋二。

共演は、
加藤嘉春田和秀(子役)、
佐分利信緒形拳

渥美清山口果林
島田陽子菅井きん

笠智衆殿山泰司浜村淳らと
蒼々たるメンバー。

特に加藤嘉と春田の親子の
過酷で悲しい物語は辛い。

一方で、
田舎の警察官である緒形拳の
清廉さにも心打たれる。

こういう人がいた時代
ということだろう。

当時、
日本の映画賞を席巻し、

モスクワ映画祭審査員特別賞にも
輝いた作品は、
間違いなく超お薦めです。

方言からの謎解きミステリーに始まり、
ハンセン病への差別や偏見を
見事に描いた社会派ドラマ、

そして
「宿命」という曲の演奏で終わる
壮大な音楽作品は、
いろんな才能が集まった傑作。

春田扮する子供が、
海辺で砂の器をつくるが、
波に消されてしまう。

ポスタービジュアルにある
切なさが詰まった
タイトルとなっている。

コメント

タイトルとURLをコピーしました