映画を愛して、映画大好きだからこそ!
勝手気ままな感想を書かせてもらってます♡♡
映画好きな方も、あまり観ない方も
ご参考までに(*´∀`*)
「顔を捨てた男」
(PG-12)
2025年7月11日公開(112分)
病気で特異的な顔を持つ男の
アイロニック・コメディ。
顔に特異な形態的特徴を持ちながら
俳優を目指すエドワード
(セバスチャン・スタン)は、
劇作家を目指す隣人イングリッド
(レナーテ・レンスヴェ)にひかれながらも、
自分の気持ちを閉じ込めて
生きていた。ある日、
彼は外見を劇的に変える
過激な治療を受け、
念願の新しい顔を手に入れる。
過去を捨て、別人として
順風満帆な人生を歩みだす
エドワードだったが、
かつての自分の顔にそっくりな男
オズワルド(アダム・ピアソン)
が現れたことで、
運命の歯車が狂いはじめる。。。。。。
嫌いな顔を捨てたら、
えらいことに。
彼女を取られ、役も取られ、
不動産屋もだめになり、
最期は刑務所へ。
「サブスタンス」同様に
Phase IIIテストの治験が成功し、
普通の顔を得たエドワード。
手術でなく、薬というのも驚いた。
昔の顔に似たオズワルドは、
真逆の性格でいい男。
ルッキズムを痛烈に
批判しているようにも感じるが、
顔で人を差別するような
人間は出て来ない。
主演のセバスチャン・スタンは
「アプレンティス ドナルド
・トランプの創り方」でも、
トランプそっくりの
特殊メイクをしたが、
本作でゴールデングローブ賞を受賞。
アベンジャーズのイケメンが
性格俳優に変身している。
そして
「わたしは最悪」のレナーテが、
エドワードに会った経験を
舞台の脚本に。
オズワルド役のアダム・ピアソンは
本当の神経線維症1型の方で、
特殊メイクではないのも驚き。
監督は
アーロン・シンバーグとA24の新鋭。
理想の自分になるべきなのか、
不完全さを受け入れるのか、
考えさせられる作品は超お薦め。
D.リンチ監督の「エレファントマン」
を見た方、
隣の芝生は青いと思っている方は
是非、ご覧ください。
原題は「A different man」。
本当にA24は面白い作品を作る。
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