映画を愛して、映画大好きだからこそ!
勝手気ままな感想を書かせてもらってます♡♡
映画好きな方も、あまり観ない方も
ご参考までに(*´∀`*)

「エディントンへ
ようこそ」
(PG-12)
2025年12月12日公開(148分)
アメリカ田舎町の
選挙で起こる炎上スリラー。
2020年、
アメリカ・ニューメキシコ州の
小さな町エディントン。
コロナ禍のロックダウン
により息苦しい
隔離生活を強いられ、

住民たちの不満と不安は
爆発寸前に陥っていた。
そんな中、
町の保安官ジョー(ホアキン
・フェニックス)は、
IT企業誘致で町を
救おうとする
野心家の市長テッド
(ペドロ・パスカル)と
マスクの着用をめぐる
小競り合いから対立し、

突如として
市長選に立候補する。
ジョーとテッドの諍いの
火は周囲へと燃え広がり、
SNSは
フェイクニュースと
憎悪で大炎上する事態となる。

一方、
ジョーの妻ルイーズ
(エマ・ストーン)は
カルト集団の教祖
ヴァーノン(オースティン
・バトラー)の
扇動動画に心を奪われ、
陰謀論にのめりこむ。

疑いと論争と
憤怒が渦巻き、
暴力が暴力を呼び、
批判と陰謀が真実を
覆い尽くすなか、
エディントンの町は
破滅の淵へと
突き進んでいく。。。。。

前半は
コロナ禍での不穏な状況と、
ジョーの家族の
説明などが中心だが、
ホームレスを殺した後、
後半一気に盛り上がる。
ただ、
背景説明が日本人には
ややわかりづらく、
いきなりいろんなことが
起こるドラマに見えてしまう。

まず、
保安官と警察官が違うこと。
保安官は郡の選挙で
選ばれる公職で、
州や市に雇用される
警察官とは権限も大きく異なる。
したがって、
既に選挙の経験があるので、
彼は市長選に
打って出るわけだ。

ただし、
そのやり方は無茶苦茶で、
とても共感できるものとは
言えない。
主演は
「ボーはおそれている」で、
アリ・アスター監督作品に
出演しているホアキン。

異常な人間は
とてもうまい。
無計画のように見えた
殺人事件も、
きちんと
仕込みを入れており、
偽容疑者を作るなど
驚かされる。

エマ・ストーンの
寝取られ妻役もわかりにくい。
彼女が16歳の時に
何があったのか?
彼女の母の狂言なのか?
そして突然、
カルト教団に入信する。

カルト教団も
プライベートジェットで刺客を、
こんな町に送り込む
理由がわからない。
BLM(ブラック
・ライブズ・マター)の
デモが起こる町を
破壊しようとしたのか?
監督・脚本は
アリ・アスター。まだ39歳。

今回、
ちょっと期待しすぎたが、
それなりの出来上がりで、
見たことない世界を
見せてくれるのは
A24ならでは。

それにしても、
ラストの新市長には笑った!
政治的なメッセージは無く、
相変わらず世の中の
不条理を
描いていると感じた。

田舎の過熱する
選挙戦が見たい方、
カルト集団との
戦争が見たい方、
コロナ禍の状況を
思い出したい方は
是非ご覧ください。

もし田舎町のお馬鹿な
選挙戦コメディが見たい方は、
「スウィング・ステート」も
お薦めしたい。
こちらはかなり笑えます。
真犯人をつかんだ
プエブロのネイティブ警察官の
出現もドキドキさせられた。


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