映画を愛して、映画大好きだからこそ!
勝手気ままな感想を書かせてもらってます♡♡
映画好きな方も、あまり観ない方も
ご参考までに(*´∀`*)

「おーい、応為」
2025年10月17日公開(122分)
葛飾北斎の娘の
破天荒な半生を
描く時代劇ドラマ。
1820年。
浮世絵師・葛飾北斎
(永瀬正敏)の

娘であるお栄
(長澤まさみ)は、
ある絵師に嫁ぐが、
かっこばかりの夫の絵を
見下したことで離縁される。
北斎のもとに戻ったお栄は、
父娘として、

そして師弟として、
北斎と生涯をともにする
ことになる。
2人が暮らす貧乏長屋は
画材や絵で散らかり放題で、
茶も入れられず
針仕事もできないお栄だが、
絵の才能だけは父親譲り。

北斎から「おーい、筆!」
「おーい、飯!」と
何かと頼まれることから、
「応為(おうい)」という
号を授かったお栄は、

当時としては珍しい女性の
浮世絵師として、
絵を描くことに
生涯を捧げる。。。。。

時代劇初主演の長澤は、
黒っぽい着物なのに、
妙な色気を感じる。
一方で性格は男顔負けの
威勢の良さで、
オンボロ長屋で
キセルを吹かせる。

売れっ子浮世絵師が
あんなバラックのような所に
住んでいるのは、
お金に執着しない
芸術家ならではだろう。
天才の娘としての苦しみは
「北斎の娘で悪かったな!」と

啖呵を切るシーンにも
現れるが、
北斎より絵を描くシーンが
少ないのは浮世絵師としての
自立を描けているのか
疑問は残った。

また、
大谷亮平扮する
北斎の弟子との淡い恋はあったが、
多少の色恋沙汰も
欲しかった。
共演は、
高橋海人、寺島しのぶら。

監督は
「MOTHERマザー」
「星の子」の大森立嗣。
時代的な
ビジュアルは良いが、
映画らしい大きなシーン
(江戸の空撮的な)も
欲しかった。

コンパクトにまとまり過ぎ。
ラストも
富士山ろくに行くなど、
全体として
北斎の話が多く、
せっかく応為に
焦点当てたのに、
彼女のエピソードが
少なかったように感じる。

現存する浮世絵が
少ないせいもあるが、
想像を膨らませても
良かったかな。
犬のさくらも最後は、
北斎と寝てるし。

北斎ファンの方、
200年前の江戸長屋の
生活が見たい方、
妖艶な長澤まさみが
見たい方は是非。

「Hokusai」(2021年)や、
アニメ「百日紅(さるすべり)
Miss Hokusai」(2022年)も
事前に見ていると
参考になります。
「百日紅」は、
本作の原作の一部に
なっているみたい。


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