映画を愛して、映画大好きだからこそ!
勝手気ままな感想を書かせてもらってます♡♡
映画好きな方も、あまり観ない方も
ご参考までに(*´∀`*)
「六つの顔」
2025年8月22日公開(82分)
93歳の人間国宝・野村万作の
ドキュメンタリー。
650年以上にわたり受け継がれ、
人々を魅了してきた「狂言」。
その第一人者であり、
芸歴90年を超える今もなお、
現役で舞台に立ち続ける
人間国宝の狂言師・野村万作。
映画は、
ある特別な1日の公演に寄り添い、
万作が磨き上げてきた
珠玉の狂言「川上」と
人生の軌跡に迫る。。。。
撮影時93歳。
3歳で「靭(うつぼ)猿」の
猿役で初舞台を踏んでから90年。
まだまだ、
高みを目指すという
ストイックさに驚かされる。
しかも、
道路を普通に歩くシーンで、
杖をついていない。
矍鑠(かくしゃく)としており、
これが舞台では威風堂々に映る。
六つの顔は、父、弟、猿、
キツネ、少年時代などの顔で、
家系も含め、これまでの
人生が語られる。
後半は、
「川上」の舞台を
たっぷり見せてくれる。
奈良県・川上村の
地蔵に祈っていた盲人が、
あるものと引き換えに
目が見えるようになる話。
狂言の中でも笑いの
少ない題材だが、
90歳という年齢も考慮し、
動きの少ない題材となった。
しかし、
妻役の息子・野村萬斎との
息はぴったりで、
凄いものを見たと
感じてしまう。
戦時の空爆で、
衣装やいろんなものが焼けたが、
そこは
アニメーションなども使って表現。
ナレーションは
オダギリジョーを起用。
監督は
「ジョゼと虎と魚たち」
「のぼうの城」の犬童一心。
英語字幕付きの上映で、
外国人にも見られるように製作。
英語との対比で見るのも楽しめる。
今、歌舞伎を舞台にした
「国宝」がヒットしているが、
本物の人間国宝を見るのも面白い。
筆者もこれまで、
狂言に触れたことはほとんどないが、
日本が世界に誇れる文化の
ひとつであることは間違いないし、
日本人なら笑えるシーンも多かった。
コメント