映画を愛して、映画大好きだからこそ!
勝手気ままな感想を書かせてもらってます♡♡
映画好きな方も、あまり観ない方も
ご参考までに(*´∀`*)

「素晴らしい風船旅行」
2025年11月14日公開(84分)
(仏)4K日本初公開
1960年製作
特集上映「映像詩人アルベール・ラモリスの知られざる世界」より
パスカル
(パスカル・ラモーリス)の
祖父(アンドレ・ジル)は
学者で、気球を発明し、
フランス中を旅する
計画を立てていた。
冒険を夢見る
少年パスカルは、
こっそり気球の
ゴンドラにしがみつき、
そのまま乗り込んでしまう。
北フランスの
ベテューヌを出発し、
パリを通過して
ブルターニュから
南へ進む中、
2人は次々と災難に
見舞われる。
それでもアルプスを越え、
ニームで海水浴を楽しむが、
闘牛場での一時着陸の際に、
気球はパスカルひとりを
乗せたまま空に上がってしまう。。。。。

アルベール・ラモリス作品は、
いつも映画評論家の
淀川さんがラジオ番組で
その音楽とともに紹介してくれて、
彼の言葉を聞いて、
どんな素晴らしい
映画だろうと想像していた。
今回、
4K修復版でリバイバルされ、
想像以上の作品
だったことがわかった。
冒頭のノートルダム寺院は、
つかみとして圧巻であり、
その後も
パリや郊外の空撮が続く。
ストラスブール大聖堂や、
日本人には馴染みの薄い
橋の上の美しい城、
モンブラン超え、
帆船の競技の上も飛ぶ。
また、
コウノトリ、フラミンゴ、
カモメなどの鳥が凄い
群れで集まっており、
一緒に飛ぶシーンや、
闘牛、結婚式の最中に
着陸するなど、
笑えるシーンもたっぷり
準備されている。
フランス人は、
気球の食事でもワインは
欠かさないし、
必見なのは、
途中で気球に引っかかった
洗濯物のシャツが落ちるシーン。
これは、
シャツがダンス
しているように見えて、
偶然の産物なら
面白すぎる。
また、
子供救出のための
パラシュート作戦など
空撮を楽しむための
エピソードもたっぷり。
主演は、
監督の長男。
発明品の自動運転(?)の
車を運転する助手に
モーリス・パケ。ラモーリス監督の
初の長編作品で、
撮影にはヘリの振動を抑える
システム「ヘリ・ビジョン」を
開発して撮影したが、
48歳の時、
撮影中にヘリで墜落ししている。
助監督に、
なんと「シェルブールの雨傘」の
ジャック・ドゥミ。
「ロシュフォールの恋人たち」の
冒頭でドゥミが使った撮影手法は、
いまだに素晴らしいが、
アルベール・ラモーリスの下で
学んだからできた
撮影なのかもしれない。
音楽も、
淀川さんのラジオで
聞いたものが頭に
こびりついており、
見事に蘇った。
コメディ要素や、
ハラハラのシーンもあるが、
全体のトーンは
のんびりしているのも
不思議な作品は、
もちろん超お薦め。
この機会に是非、
鑑賞して欲しい傑作。

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