映画を愛して、映画大好きだからこそ!
勝手気ままな感想を書かせてもらってます♡♡
映画好きな方も、あまり観ない方も
ご参考までに(*´∀`*)
「海辺の映画館
キネマの玉手箱」
PG-12
2020年7月31日公開(179分)
反戦を貫く
大林監督の
遺作となる映画
愛ファンタジー。
広島県・尾道の
海辺にある映画館
瀬戸内キネマが
閉館を迎え、
その最終日に
日本の戦争映画
大特集と題した
オールナイト興行
が行われる。
3人の若者が
映画を
観ていると
劇場に
稲妻が走り、
閃光が彼らを
包むと同時に
スクリーンの世界に
押し込んでしまう。
戊辰戦争、
日中戦争、
沖縄戦、
原爆投下前夜の
広島と
上映作品の
劇中で描かれる
戦争をめぐる中で、
三人は
桜隊という
移動劇団の
面々と出会い、
史実では
原爆の犠牲に
なってしまう
劇団員たちを
救おうと
手を尽くす。。。。
日比谷で
本作を
見た日がたまたま、
8月5日と、
この映画の
舞台となる
広島原爆投下の
前日だった
という偶然。
我々を
ずっと映画の
世界で
楽しませてくれた
大林監督が
導いてくれたのか。
物語は、
SF、ミュージカル、
アクション、
時代劇の
なんでもあり。
ただ、
戦時は映画も
国威発揚に
使われた
黒歴史も語る。
舞台は、
戦争の歴史で、
新選組や
西南戦争、
日中戦争、
沖縄、
広島などで、
それらに
からんだ
有名人を
成海璃子、
常盤貴子、山崎紘菜、
小林稔侍、、笹野高史、
南原清隆、片岡鶴太郎、
柄本時生、稲垣吾郎、
浅野忠信、武田鉄矢ら、
ひとり何役もで
登場する。
また、
尾道三部作に
からんだ、
主人公の
名前を使ったり、
尾見としのり、
中江有里、
満島慎之介、
白石加代子、
品川徹ら
大林作品に
関わる方々も登場、
オールスターで、
監督の
最後の作品を
盛り上げた。
「花筐」
「この空の花
:長岡花火物語」
「ののなのなのか」の
3部作を
締めくくる作品は、
これまでどおり、
グリーンバックで
撮影したと思われる、
ちょっと
不可思議な
映像であるが、
その中に
一貫した監督の
反戦への
気持ちは、
強く植え
付けられた。
主演の新人の
女の子の
魅力については、
?だが、
この世代が
監督の気持ちを
受けついて
欲しい
ということだと思う。
尾道三部作しか
見てない方には、
なんじゃこりゃの
作品だが、
最後まで
やりたい放題
やって
燃え尽きた
監督の執念の
作品は、
若い人にも見て
頂きたいので、
超お薦めする。
しかし、
全国で
10数館しか
上映していないのは
残念。
「戦争は敵より
味方を多く殺した」
というセリフも、
思わず
うなずいてしまった。
それが、
戦争の現実。
馬鹿な政治家が
多い昨今、
戦争だけはしては
いけないのに、
心配になる。
良かったら、こちらも併せて読んで見て下さい。
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