「ロストケア」のあらすじとネタバレ⁈介護士による老人連続殺人事件に関わる問題作。

2023年
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映画を愛して、映画大好きだからこそ!
勝手気ままな感想を書かせてもらってます♡♡
映画好きな方も、あまり観ない方も
ご参考までに(*´∀`*)

1

「ロストケア」
2023年3月24日公開(114分)

介護士による
老人連続殺人事件に
関わる問題作。

長野県。

ある民家で
老人と介護士の
死体が発見され、

死亡した
介護士と同じ

訪問介護センターで
働く斯波宗典
(松山ケンイチ)が
捜査線上に浮かぶ。

彼は献身的な
介護士として

利用者家族からの
評判も
良かったが、

検事の
大友秀美
(長澤まさみ)は
斯波が勤める
施設で

老人の死亡率が
異様に高い
ことに気付く。

そこで何が
起きているのか、

真相を
明らかにすべく
奔走する彼女に、

斯波は
老人たちを
殺したのではなく
救ったのだと
主張する。

彼の言説を前に、
大友は動揺する。。。。。

2

容疑者を
追い詰めるはずの
検事が、

容疑者に
追い詰められていく
展開に驚く。

老人介護という
正解がなく、

誰もが将来経験
するかも
しれないことに、

見る人も
深く考えさせられる
作品。

42人を
殺したのではなく、

救ったと
うそぶく犯人と、

自身の母親を
老人ホームに
預けケアをせず、

安全地帯に
いる人間として
描かれる検事の
緊迫のバトルが
本作の見どころ。

「ロストケア」とは
「喪失の介護」と
説明があったが、

斯波は
元クリスチャンで
聖書にある言葉

3

「自分がして
もらいたいことを、
他の人にも
してあげなさい」

という意味を
独自解釈して、

連続殺人を
起こしていく。

葉真中顕の
原作小説も
素晴らしいが、

「そして、
バトンは渡された」を

映画化した
前田哲監督の
手腕もよかった。

脇には、
戸田菜穂
藤田弓子
坂井真紀を配した。

その中でも
やはり
斯波の父役の
柄本明の演技は、

来年の
アカデミー賞
助演ノミネート
レベルで驚いた。

エンドタイトルと
ともに流れる
森山直太朗の

「さもありなん」も
心に染みた。

介護に対する
覚悟を知る
意味でも、

ある程度の
年齢になった方には
見て頂きたい秀作。

超お薦めします。

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