「ホールドオーバーズ 置いてきぼりのホリディ」のあらすじとネタバレ⁈

2024年
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映画を愛して、映画大好きだからこそ!
勝手気ままな感想を書かせてもらってます♡♡
映画好きな方も、あまり観ない方も
ご参考までに(*´∀`*)

「ホールドオーバーズ
置いてきぼりの
ホリディ」

  (PG-12)
2024年6月21日公開(133分)

休みに
帰省できない3人の
ヒューマン・コメディ。

物語の舞台は、
1970年12月の

マサチューセッツ州にある
全寮制の寄宿学校。

生真面目で
皮肉屋で学生や
同僚からも

嫌われている
教師ポール
ポール・ジアマッティ)は、

クリスマス休暇に
家に帰れない

学生たちの
監督役を
務めることに。

そんなポールと、
母親が再婚したために

休暇の間も
寄宿舎に
居残ることになった

学生アンガス
ドミニク・セッサ)、

寄宿舎の食堂の
料理長として

学生たちの
面倒を見る
一方で、

自分の息子を
ベトナム戦争で
亡くした

メアリー
ダヴァイン・ジョイ
・ランドルフ)という、

それぞれ
立場も異なり、

一見すると
共通点のない3人が、

2週間の
クリスマス休暇を

疑似家族のように
過ごすことになる。。。。。

機械の故障で、
上映が20分遅れ、

劇場側からの
お詫びに対して

一部の方から
怒号が飛ぶ

険悪ムードで
スタートしたが、

最期は
ほっこりして

劇場を出られた
傑作。

クリスマス前から
新年までの

10日間くらいを
描いた作品だが、

3人それぞれの
秘密に焦点を当て、

名曲の数々で
70年代の

ムードを
醸し出す。

しかも、
激動の60年代から
70年になった

ばかりの
アメリカでの孤独は、

コロナ後で
変わった生活感に

丁度ぴったり
だった気がする。

監督は
「ファミリー・ツリー」

「アバウト・シュミット」
「ネブラスカ
・ふたつの心をつなぐ旅」など、

筆者の超好きな
アレクサンダー・ペイン監督。

その彼が
「サイドウェイ」以来の

コンビ復活となる
ジアマッティ

主役に良質な
人間ドラマを撮った。

本作は
作品賞を含む

アカデミー賞
5部門で
ノミネートされ、

助演女優賞を
ダヴァインが獲得。

ゴールデングローブ賞
など多数の
映画賞を受賞。

新人のセッサも、
クリスマスに

帰省できない
辛さを

素晴らしい感覚で
表現。

筆者も
クリスマス頃に
入院し、

8人部屋だったが、
正月は皆
一時退院をもらい、

ひとりで病院で
孤独を味わった

経験を
思い出した。

中高生に
自分の行動と責任で
自立を教える

ラストは
胸が熱くなる。

特に
「歴史を学ぶことは
過去だけでなく、
今を説明することだ」

的なセリフも
素晴らしい。

また、
先日見たガッキーの
「違国日記」に

通じる
ところもあり、

意見や考えの
違う人と
暮らすことの

大変さと
面白さを
感じ取って欲しい。

原題は
「Holdovers」で、

残留者、留年者、
持ち越しの意味。

オープニングから
70年代を

感じさせる
仕掛もある作品は、

盆・正月に
帰省できない方には

是非見て頂きたい
超お薦め作品。

それにしても、
学長に対しての

セリフ
「You are Penis Cancer
as a human shape!」
には笑った。

副題の
「置いてきぼり」
もいいね。

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