映画を愛して、映画大好きだからこそ!
勝手気ままな感想を書かせてもらってます♡♡
映画好きな方も、あまり観ない方も画
ご参考までに(*´∀`*)
「まる」
2024年10月18日公開(117分)
〇に憑りつかれた
男を描く
荻上直子監督
らしい作品。
美大を卒業したものの
アートで
成功できず、
人気現代美術家
(吉田剛太郎)の
アシスタントとして
働く沢田(堂本剛)。
独立する気力
さえも失い、
言われたことを
淡々とこなす
だけの日々を
過ごしていた。
そんなある日、
彼は通勤途中の
雨の坂道で
自転車事故に遭い、
右腕にケガを
したために職を
失ってしまう。
部屋に帰ると、
床には1匹の
蟻がいた。
その蟻に
導かれるように
描いた〇(まる)が
知らぬ間に
SNSで拡散され、
彼は正体不明の
アーティスト
「さわだ」として
一躍有名人に。
社会現象を
巻き起こして
誰もが知る
存在となる
「さわだ」だったが、
徐々に〇に
とらわれ始め。。。。。
〇というのは
宗教性がある
のだろうか、
本当に
不思議な形で、
芸術の価値や
名声を得ることなど
考えさせてくれた。
本作は
丸だらけで、
窓、時計、
ケンケンパ、
トンネル、
パンの穴、
犬、茶碗、人
の輪まで出てくる。
無欲な
アーティストの
沢田は、
世の中とは
対照的に、
浮かれず
自分を見失わない。
しかし、
取り巻き連中は、
どんどん
変わっていくことに。
堂本は
27年ぶりの
主役を焦点の
無いような
目で好演。
共演は、
綾野剛、吉岡里帆、
柄本明、小林聡美、
濱田マリ、片桐はいり、
早乙女太一など
個性派が集まる。
特に、
ミャンマー人役の
森崎ウィンには
びっくり。
監督・脚本は
「かもめ食堂」
「川っぺりムコリッタ」
などの荻上直子。
脚本が面白く、
小さなエピソードの
繋がりが楽しめた。
特に、2割の
働かないアリの話と、
法隆寺を作った
人の話は印象的。
現代芸術に
興味のある方、
足で隣の家の壁を
壊したくなる方、
是非、本作を
ご覧ください。
なお、終映後に、
約5分の
メーキング映像が
ありますので、
お見逃しなく。
終わった後に
寿司が食べたくなる
作品は、
現代の縮図のようで、
お薦めです。
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