映画を愛して、映画大好きだからこそ!
勝手気ままな感想を書かせてもらってます♡♡
映画好きな方も、あまり観ない方も画
ご参考までに(*´∀`*)
「テルマ&ルイーズ」
機内鑑賞
2024年2月16日公開(129分)
(1991年制作)
名匠リドリー
・スコットの傑作
ロードムービー。
アーカンソー州。
ある週末、
主婦テルマ
(ジーナ・デイビス)と
ウェイトレスの
ルイーズ(スーザン
・サランドン)は
ドライブ旅行に
出かけるが、
途中で
立ち寄った店の
駐車場でテルマが
男にレイプ
されそうになり、
助けに入った
ルイーズが
護身用の拳銃で
男を撃ち殺してしまう。
ルイーズには、
かつてレイプ被害を
受けた
トラウマがあった。
警察に
指名手配された2人は、
さまざまな
トラブルに
見舞われながら
メキシコへ向かって
車を走らせるうちに、
自分らしく
生きることに
目覚めていく。。。。。
「エイリアン」
「ブレードランナー」
「ブラックレイン」でも
ノミネート
されなかった
リドリー・スコット監督が
本作でノミネートされた、
彼のキャリアでは
異色の女性二人を
主役にした作品。
その二人が
鬱屈した生活から
抜け出し、
今までできなかった
ことをやってしまう。
行動がどんどんと
大胆になるところも
見事。
スーザンは筆者の
大好きな女優で、
信念のある人を
演じることが多いが、
ラストはまさに
それを体現
したものだろう。
一方のジーナも
「クーンクーン」と鳴く
犬まねやDJと寝た後の
変わりようも
印象的だった。
また、ブラピが
ヒッチハイカーの
ちょい役で
出ているが、
これが彼にとっても
下積みを抜け出す
作品となり、
この後に
「リバー・ランズ
・スルー・イット」
「レジェンド・オブ
・フォールズ」などに
繋がっていく。
刑事ハル役は
ハーベイ・カイテル。
「タクシードライバー」
「レザボア・ドックス」
「パルプ・フィクション」
など話題作に
必要な役者。
砂埃の中を
オープンカーで
疾走するシーンは
まさに映画的であり、
上空からのシーンも
素晴らしい。
グランドキャニオンで
2人の顔が
交互に映るシーンや
黒煙の中を
ヘリが来て、
雲の渦ができる
シーンなども
スコット監督
ならではの
映像センスだろう。
ラストについては
多くは語らないが、
やはり
初めて見た時に
「明日に向かって撃て」
「俺たちに明日はない」を
連想してしてしまった。
90年代の
アメリカン・ニューシネマと
言われる所以だろう。
アカデミー賞6部門に
ノミネートされ、
脚本賞受賞。
音楽は明るい
テンポの曲が多く、
ハンツ・ジンマーが
担当に納得。
筆者がアメリカにいた
91年に
グランド・キャニオンを
車で訪れた。
その時に本作を
見てなかったのが残念。
ラストのテルマの
セリフ「どうする?」
に対して、
ルイーズは
「I’m not giving up」
と言い、
「Let’s keep going」
で終わる。
アンチヒーローに
肩入れしたくなる名作は、
やはり超お薦め。
今年2024年に
4Kレストア版が
再上映されたのに
見損ねたので、
改めて見れて
良かった。
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