映画を愛して、映画大好きだからこそ!
勝手気ままな感想を書かせてもらってます♡♡
映画好きな方も、あまり観ない方も画
ご参考までに(*´∀`*)
「不思議の国のシドニ」
(仏独日スイス合作)
2024年12月13日公開(96分)
孤独な作家が
初来日し、
編集者と回る
ロードムービー。
フランスの女性
作家シドニ
(イザベル・ユペール)は、
自身のデビュー小説
「影」が日本で
再販されることになり、
出版社に招かれて
訪日することに。
見知らぬ土地への
不安を感じながらも
日本に到着した彼女は、
寡黙な編集者
・溝口健三(伊原剛志)に
出迎えられる。
シドニは
記者会見で、
自分が家族を亡くし
天涯孤独であること、
喪失の闇から
救い出してくれた
夫のおかげで
「影」を
執筆できた
ことなどを語る。
溝口に案内され、
日本の読者と
対話しながら
各地を巡る
シドニの前に、
亡き夫
アントワーヌ
(アウグスト・ディール)の
幽霊が姿を現し。。。。。
外国人から見た
不思議の国・日本。
京都、奈良、
直島(香川県)を
回りながら、
新たな一歩を
踏み出す
人間ドラマ。
しつこいお辞儀や、
おかしなホテルの
対応など、
日本人として
鼻につく点も
多々あるが、
6日間の旅で
二人は恋に落ちる。
女性の
スーツケースは
持っても、
バックを
持つようなことは
日本人はしないが、
ラスト・シーン
のための
仕掛けだったとは。
仏の至宝
イザベル・ユペールが
主人公。
意外と小柄だが、
チャーミングさは
相変わらず。
驚きは、
無骨な編集者
・溝口の伊原剛志が、
全編
ほぼフランス語を
しゃべる。
ソルボンヌ大学に
3年留学し、
仏文学を学んだ
という設定ながら、
大変な努力だったろう。
(最近、フランスを
舞台にした
日本映画があったが、
主人公はやはり、
このくらい
しゃべれないと)。
幽霊に
「イングロリアス
・バスターズ」
「名もなき生涯」
などのアウグスト。
日本だと幽霊も
出やすいらしいが、
それは納得。
溝口健二監督の
名前を模したり、
フランス的ユーモアも
入れ込んだ
大人の作品は、
日本を新鮮な
目で見たい方には
お薦めする。
監督は、
2013年に
初来日した際の
ことを脚本にした
エリーズ・ジラール。
タクシーの中の
シーンも多いが、
昔的な撮影技法を
使ったのか、
逆に
新鮮に感じた。
コメント