映画を愛して、映画大好きだからこそ!
勝手気ままな感想を書かせてもらってます♡♡
映画好きな方も、あまり観ない方も画
ご参考までに(*´∀`*)
「ザ・ルーム・ネクスト・ドア」
(スペイン)G
2025年1月31日公開(107分)
安楽死を望む女性と
親友の最後の
数日間を描く
傑作ドラマ。
NY。
重い病に侵された
マーサ(ティルダ
・スウィントン)は、
かつての親友
イングリッド
(ジュリアン・ムーア)
と再会し、
会っていなかった
時間を埋めるように、
病室で語らう
日々を過ごしていた。
治療を拒み、
自らの意志で
安楽死を望む
マーサは、
人の気配を
感じながら
最期を迎えたいと願い、
“その日”が来る時には
イングリッドに
隣の部屋に
いてほしいと頼む。
悩んだ末に
マーサの最期に
寄り添うことを
決めたイングリッドは、
マーサが借りた
NY郊外
ウッドストック近くの
森の中の家で
暮らし始める。
マーサは
イングリッドに
「ドアを開けて
寝るけれど、
もしドアが
閉まっていたら
私はもう
この世にはいない」と告げ、
マーサが最期を
迎えるまでの
短い数日間が始まる。。。。。
戦場ジャーナリスト
として、
何度も死にかけた
彼女は、
人生の最後まで
自分を貫いて
行きたいと
考えており、
友人に最後を託す。
数人に
断られた後、
引き受けたのは
作家として
成功している
イングリッド。
殺人ほう助に
なるかもしれない
役割を引き受ける。
かつて若い時に
NYで仲良く
過ごしていたが、
最近はお互いに
忙しく逢って
いなかったが、
その時間が、
彼女を
動かしたのだろう。
2人の生活は
優雅でカラフルに見え、
とても死に向かって
いるようには
見えない。
そしていつか
ドアが閉まっており、
彼女は最後に
美しい死に装束を
着ていた。
驚いたのは
疎遠になっている娘。
スウイントンに
あまりに
そっくりで、
本人がまさかの
二役?かと
思ってしまった。
ピンクの雪の詩も
印象的で、
悲しみよりも、
尊厳死の勇気を物語る。
監督は
「オール・アバウト
・マイ・マザー」
「トーク・トゥ・ハー」などの
スペインの
巨匠ペドロ
・アルモドバル。
スペインの色を
全く出さず、
完璧なNYの映画に
仕上がっている。
筆者もそろそろ、
自分の最後を
考えたりする
年齢になったが、
自分が
頼まれたら、
隣の部屋にいる
勇気はないので、
断るだろう。
「君がくれた
グッドライフ」
「ブラックバード」
「痛くない死に方」
など
尊厳死・安楽死を
扱う映画は
秀作ぞろいだが、
本作も
ベネチア映画祭で
最優秀の
金獅子賞を受賞。
スウィントンは
ゴールデン・グローブ賞にも
ノミネートの
圧巻の演技。
超お薦めです。
それにしても、
冷蔵庫の中に
「おーいお茶」の
緑のペットボトルを
発見したのには
びっくり。
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