映画を愛して、映画大好きだからこそ!
勝手気ままな感想を書かせてもらってます♡♡
映画好きな方も、あまり観ない方も
ご参考までに(*´∀`*)
「大統領暗殺裁判
16日間の真実」
(韓国)
2025年8月22日公開(124分)
1979年の韓国大統領暗殺の
裁判を描く人間ドラマ。
勝つためには手段を
選ばない弁護士会の
エースであるチョン・インフ
(チュ・ジョンソク)は、
上官の命令によって
大統領暗殺事件に関与した
中央情報部(KCIA)部長の
随行秘書官パク・テジュ
(イ・ソンギュン)の
弁護を引き受ける。
軍人であるパク・テジュは、
ひとりで単審制の
軍法裁判にかけられ、
最初の公判から
わずか16日後に最終判決が
下されることになっていた。
しかし、
この裁判は後に
軍事クーデターを起こす
巨大権力の中心人物、
合同捜査団長チョン・サンドゥ
(ユ・ジョンミン)によって
不正に操られていたことが
明らかとなる。。。。。
「KCIA南山の部長たち」で、
大統領暗殺までを描き、
「ソウルの春」で、
その後に起こる軍事
クーデターを描いたが、
その橋渡しをするのが本作。
重厚で緊迫の政治ドラマは、
隣国で作られるのに、
日本では到底作れそうにない。
政治的なメッセージは
出さない大手映画会社には
頼れないので、
インデペンデント系に
期待するしかないが。
主人公の弁護士は、
作られた役らしいが、
暴力に屈せず正義を貫く。
「観相師」のジョンソクが演じる。
そして、
最期まで軍人だった
男を演じるのは、
本作が遺作となった
イ・ソンギュン。
「キングメーカー大統領を作った男」
「プロジェクトサイレンス」と
「パラサイト半地下の家族」後も
良い作品に出ていたので、
23年末の自殺は大変残念。
そして
チョン・ドファンの
モデルになったのが、
「梨泰院クラス」「孤独のグルメ」の
ユ・ジョンミン。
したたかな男を骨太に演じる。
監督は
「王になった男」の
チュ・チャンミン。
70年代の裁判のムードを
うまく作り上げた。
原題は
「Land of hapiness」と
「幸せの国」とは
大いなる皮肉だろう。
こういう硬派な作品は、
お気楽アニメばかりの国では
なかなかお目にかかれないので、
是非、
この機会に見て欲しい。
日本の70年代の
ドロドロした政治もドラマに
できれば面白いのにね。
コメント