映画を愛して、映画大好きだからこそ!
勝手気ままな感想を書かせてもらってます♡♡
映画好きな方も、あまり観ない方も
ご参考までに(*´∀`*)
「1980 僕たちの光州事件」
(韓国)
2025年4月4日公開(99分)
広州事件を
市民目線で見せる
人間ドラマ。
1980年5月17日。
チョルス
(ソン・シンジェ)の
祖父(ガン・シニル)は
念願だった
中国料理店を
オープンさせる。
父親はなぜか
家にいないが、
チョルスの大好きな
幼なじみヨンヒや
優しい町の
人々から祝福され、
家族は幸せに
包まれていた。
輝かしい未来を
夢見る彼らだったが、
後に「光州事件」と
呼ばれる歴史的悲劇が
起きたことで、
平和だった家族の
日常は一変してしまう。。。。。
前半の幸せな
普通の家族が
ちょっと軽い
感じもしたが、
後半をより
重く見せるための
作戦だったのだろう。
国軍と武装蜂起した
市民の闘いは、
戦争にならず、
一方的に
やられてしまう。
35年前に
実際に起きた事件を
基にしているが、
忘れては
いけないことを
淡々と描いている。
英題は
「The unforgettable Day」で、
「僕たちの広州事件」では、
意図はわかるが
少し違う。
有名俳優は
出ておらず
低予算作品だが、
初監督の
カン・スンヨンは、
最期の最後に
本物のチョン・ドファンの
写真を出し、
こいつのせい
だと見せる。
どこかの平和ボケした
国とは違い、
実際に批判できる
ところが
韓国の凄い
ところであり、
美術監督出身の
カン監督の強い
メッセージが
受け取れる。
光州事件を扱った
作品は沢山あるが、
最近の
「KCIA
南山の部長たち」から、
「ソウルの春」
「タクシー運転手」
そして本作、
さらに
「1989 ある闘いの真実」
までを
一気に見れば、
どうやって
軍事政権になり、
それが
崩壊したかまでの
韓国近代史が
よく理解できるだろう。
小さな幸せや夢を
打ち砕く事件が、
身近に起こること、
それが後に黒歴史の
はじまりの日に
なることを
確認したい方、
他国のことだとは
思わずに、
是非ご覧ください。
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