映画を愛して、映画大好きだからこそ!
勝手気ままな感想を書かせてもらってます♡♡
映画好きな方も、あまり観ない方も
ご参考までに(*´∀`*)
「タンゴの後で」
(仏)PG-12
2025年9月5日公開(102分)
映画
「ラスト・タンゴ・イン・パリ」の
舞台裏を描く問題作。
19歳のマリア・シュナイダー
(アナマリア・ヴァルトロメイ)は
気鋭の若手監督
ベルナルド・ベルトルッチと出会い、
「ラストタンゴ・イン・パリ」
への出演でまたたく間に
トップスターに上りつめる。
しかし
48歳のマーロン・ブランド
(マット・ディロン)との
過激な性描写シーンの
撮影は彼女に強烈な
トラウマを与え、
その後の人生に大きな影を
落とすことになる。。。。。。
1972年の
「ラスト・タンゴ・イン・パリ」は、
ポルノか芸術かという話題で、
上映禁止国が出たり、
日本でも大きな話題となったが、
子供だった筆者は
見られなかった。
その作品の撮影秘話を
描いた衝撃作が本作。
「タンゴの後で」とは、
うまい題名をつけたものだ
(原題はMaria)。
成功したい若い女優と
ハプニングを狙った監督。
インティマシー・コーディネーター
もいない時代に、
その事件は起こり、
彼女は演技ではない
本当の涙を流す。
映画は成功し、
彼女は一躍、時の人となるが、
性的イメージがつきまとう。
あの時代には声を
上げることはできなかったが、
「She saidその名を暴け」
「アシスタント」「スキャンダル」と
映画やTV界の
セクハラ・パワハラを暴く
作品の流れに乗った。
日本でも旧ジャニ問題で、
このような作品を作って欲しい。
主演のアナマリアが
素晴らしい。
22年の妊娠中絶問題を
取り上げた「あのこと」でも
難しい役をこなしたが、
「ミッキー17」で
ハリウッドにも進出した
期待の若手。
ディスコシーンでは
かっこいいし、
次々と変わる表情が
見た人を虜にする。
ラストでは完全に
マリアに見えた。
ブランド役は
「ハウス・ジャック・ビルト」
などの名優マット・ディロン。
監督は、
ベルトリッチ監督の元で
インターンを務めたこともある
新鋭ジェシカ・パルー。
コカイン中毒でお騒がせ女優に
なったりしたが、
時代のアイコンでもあり、
好きに生きた
マリア・シュナイダーの
人生が垣間見たい方、
バターの好きな方、
「ラスト・タンゴ」の
ファンの方は必見の作品。
製作協力はシャネル。
70年代のファッションや、
化粧の変化も
見どころのひとつ。
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