映画を愛して、映画大好きだからこそ!
勝手気ままな感想を書かせてもらってます♡♡
映画好きな方も、あまり観ない方も
ご参考までに(*´∀`*)

「喝采」
(PG-12)
2026年1月9日公開(110分)
認知症になった
舞台女優のフィナーレを
見せる人間ドラマの秀作。
ブロードウェイの
第一線で活躍してきた
大女優リリアン・ホール
(ジェシカ・ラング)は、
チェーホフの戯曲
「桜の園」の公演を
間近に控えていたが、

稽古中に突然言葉を失う
アクシデントに見舞われ、
医師から認知症だと
告げられてしまう。
それは彼女にとって
引退勧告にも等しい、
あまりにも残酷な現実だった。
人生のすべてを舞台に
捧げてきたリリアンは、

病気の事実を
自らの胸の奥に
押しとどめたまま
「桜の園」を
やり遂げることを決意する。
病状は悪化の一途をたどり、
現実と妄想の境界さえも
曖昧になっていくなか、
最期になるであろう
舞台のためにすべてを
かけるリリアンだったが。。。。。

実在の伝説の
ブロードウェイ女優
マリアン・セルデスを
モデルにした作品。
脚本は
彼女の姪エリザベス
・セルデス・アナコーン。

すべてを投げ出し、
舞台だけが人生だった
彼女がセリフを失ったとき、
どういう選択をするのかにも
興味はわくが、
娘(リリー・レーヴ)や
付き人(キャシー・ベイツ)、

隣人(ピアーズ・ブロズナン)
らと生きる中で、
観客にもキャリアの終焉を
考えさせる作品となっている。
日仏合作の
「不思議の国のシドニ」のように、

死んだ夫の亡霊が見え、
舞台当日に思い出のベンチに
行ってしまうドキドキ感。
代役もスタンバイする。
認知症を扱う作品は
「アリスのままで」や
「ファーザー」など
秀作ぞろいだが、

本作も感動のドラマとして
語り継がれるだろう。
「キングコング」で
映画キャリアをスタートした
ジェシカ・ラングも
今やアカデミー賞等に
多く関わる名女優で、

本作の
プロデューサーも兼務。
彼女自身にとっても、
集大成となる
映画だったのかも。
そして相変わらず
キャシー・ベイツの
存在感は抜群。

監督は
「ポワゾン」
「ナイト・ウオッチャー」の
マイケル・クリストファー。
原題は
「The Great Lillian Hall」。
素晴らしい
キャリアを積んだ方こそ、
その終わりをどう迎えるのか、
考えさせられる
作品は超お薦めです。

エンディングでかかる
モッキンバードの
子守歌が心地よい。
1954年の同名作品
「喝采」の
グレース・ケリーが
再び見たくなった。


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