「未来を乗り換えた男」のあらすじとネタバレ。架空の時代の独占領下のフランスを描くサスペンス。

映画2020年
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映画を愛して、映画大好きだからこそ!
勝手気ままな感想を書かせてもらってます♡♡
映画好きな方も、あまり観ない方も
ご参考までに(*´∀`*)

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「未来を乗り換えた男」
DVD鑑賞(2018)独仏合作
2019年1月12日公開(102分)

架空の時代の独占領下の
フランスを描くサスペンス。

元レジスタンスの
ゲオルク(フランツ
・ロゴフスキ)は、

祖国のドイツを席巻する
ファシズムから
逃れてパリへ。

仲間に頼まれ、
亡命作家ヴァイデルの
ホテルへ手紙を
届けに行くが、
彼は既に自殺していた。

彼はヴァイデルの
持っていた書類を入手し、

彼に成り済まして
マルセイユから海路での
メキシコ行きを企てる。

電車に隠れマルセイユに
到着すると、

懸命に夫ヴァイデルを
捜しているマリー
(パウラ・ベーア)と出会い、
心惹(ひ)かれる。。。。。。

画像4

きわめて設定が不親切な映画。

著名な小説「Transit」
を原作とし、

その1940年代の設定を
現代に置き換え、

さらに不法移民問題まで
加えている。

それなら、
一気に近未来で
第3次世界大戦勃発前
とかにした方が
分かりやすかった。

主人公にからむ
人物として犬の嫌いな女、

喘息持ちのアフリカ移民の
子供ドリスなど出てくるが、

彼の未来に
どうかかわるのかは
見えてこない。

また、
マルセイユに行ってから
ナレーターが入るが、

カフェの主人が
語るのも不自然。画像2

マリーは自分から
夫と別れて、

今はマルセイユに
医師の男と同居しているのに、

主人公とも
恋愛関係になるが、

やはり夫の元に
戻りたいというのも
理解できず。

原題の「Transit」は、
亡命に必要な通過ビザの
意味合いで使われていたが、

マリーが男を乗り換える
(Transit)意味かとも
取れてしまう。

邦題からSFかと
勘違いしそうな作品は、

陰鬱で、
戦争前の重たい
雰囲気は出ているが、

ちょっと
お薦めしにくい難解作。

いくつかの映画祭で
受賞しているが、

今のドイツで
再燃しているファシズムを
非難するような政治的な
意図も見られない。

ラストの突然の判断が
理解できる方、
教えてください。

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