映画を愛して、映画大好きだからこそ！
勝手気ままな感想を書かせてもらってます♡♡
映画好きな方も、あまり観ない方も
ご参考までに(*´∀｀*)
「シチリアーノ
裏切りの美学」
（イタリア）R-15
2020年8月28日公開（152分）
伊マフィアの
掟を破った
男の半生を描く
実録犯罪映画。
1980年代初頭の
イタリア
・シチリア島。
マフィアの争いが
激しさを増す中、
パレルモ派の
大物である
ブシェッタ
（ピエルフランチェスコ
・ファヴィーノ）は、
抗争の仲裁に失敗し、
ブラジルに逃走。
祖国に残された
家族や仲間は
コルレオーネ派に
報復され、
100名以上が
殺害される。
ブラジルで
ブシェッタも
逮捕されて
イタリアに
引き渡されるが、
帰国した彼に
マフィアの
撲滅を目指す
ファルコーネ判事が
協力を依頼。
麻薬取引と
殺人が横行する
犯罪組織コーザ
・ノストラに
幻滅していた
ブシェッタは、
判事への
協力を決意し、
血の掟を破る。。。。。。
冒頭は
「ゴッドファーザー」
や
「仁義なき戦い」を
彷彿させる、
殺し合いで始まる、
見どころは
中盤以降の
裁判劇。
法廷の中に
檻があって、
そこに
入れられた連中が
シチリア語で叫ぶが、
その
セリフもほぼ、
実際のものらしい。
アメリカの
法廷物のように、
弁護士が代弁
するのではなく、
被告同士が
対決するのは、
時代のせいなのか
わからないが、
凄まじい迫力。
証言をしたくない
被告のひとりが、
口を針と糸で縫い、
血だらけで現れた
のもびっくり。
ファルコ－ネ判事が
高速道路爆破に
巻き込まれた
事故現場は
実写を
そのまま使用。
やたらと
登場人物が多いが、
それは気にせず、
実話の凄さを
体感して欲しい。
監督は
『愛の勝利を
・ムッソリーニを
愛した女』
などの
マルコ・ベロッキオ監督。
本作は
イタリア・アカデミー賞
６部門受賞の他、
カンヌ映画祭にも
出品された力作。
2時間半を
超える
ドキュメンタリーのような
イタリア・マフィアの
抗争劇とその顛末を
見たい方は是非。
超お薦めします。
筆者は本作を見て
1973年の作品
「コーザ・ノストラ」
を思い出した。
こちらは、
もっと前の時代に
この組織を作った
ラッキー
・ルチアーノの物語。
こちらもお薦め。
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