映画を愛して、映画大好きだからこそ!
勝手気ままな感想を書かせてもらってます♡♡
映画好きな方も、あまり観ない方も
ご参考までに(*´∀`*)
「REVOLUTION+1」
2022年12月24日公開(75分)
安部元首相暗殺犯の
動機・背景を描く
衝撃作。
幼いころは
両親や兄妹と
何不自由ない生活を
送っていた
川上哲也
(タモト清嵐)は、
父親の自殺、兄のがん、
そして
母親の統一教会への
入信によって
生活が一変する。
母親のばく大な
献金が原因で
哲也は大学進学を諦め、
さらには失明した
兄が自死。
希望をなくした
哲也は教団への
復讐(ふくしゅう)を誓い、
部屋に閉じこもり
拳銃を自作する。
そして、
選挙遊説の
予定が変更となり、
安部元首相が
自身の地元・奈良に
やってくることを知る。。。。。
今年、
最大の衝撃の事件
と言えば、
安部元首相の殺害だろう。
その事件の背景に
インスパイアされた
足立正生監督が
6年ぶりに
メガホンを取った
超問題作。
容疑者の山上徹也を
川上哲也にした以外は、
ほぼ実名で、
非常にストレートな作品。
テロリストを
ヒローにする意図は
感じ取られず、
彼が統一教会と、
それを支持した
安部元首相に
矛先を向けた
背景が語られる。
安部さんの国葬と
同時間に渋谷で
緊急上映されたため、
多くの非難を浴び、
いくつかの劇場での
公開が中止になったが、
日本で数館のみが
上映にこぎつけた。
今の日本は、
この事件への非難は
許されない
雰囲気があるが、
さすがに
元日本赤軍出身の
監督だけに、
メッセージ性は
きちんとしていた。
統一教会問題は、
国会では一応一区切り
ついたように見えるが、
根本的な問題は
何ら解決されておらず、
特にカルト2世への
サポートは必要。
本作がその起爆剤
となれば良いが、
ほとんどの日本人が
目にすることはない
作品なのが悲しい。
他の国と違い、
政治的な意見を
述べる邦画は
少ないだけに、
ここまで骨太な問題作は、
臭い物に蓋をする
日本人には見て頂きたい。
営利目的、民主主義へ
の挑戦を試みた作品
でないことは
明らかである。
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