映画を愛して、映画大好きだからこそ!
勝手気ままな感想を書かせてもらってます♡♡
映画好きな方も、あまり観ない方も
ご参考までに(*´∀`*)
「銀河鉄道の父」
2023年5月5日公開(128分)
宮沢賢治の
父を通して
賢治を描いた
家族のドラマ。
宮沢政次郎
(役所広司)は、
待望だった
長男・賢治
(菅田将暉)の
誕生を喜び、
彼に家業の
質屋を
継いでほしいと
願っていた。
だが賢治は、
農業、人造宝石、
宗教などに
没頭して
政次郎の願いを
聞き入れようと
しない。
政次郎が
家業を顧みない
賢治に激高する
一方、
賢治が物語を
書くことを
楽しみにしていた
妹のトシ
(森七菜)が
病に倒れ、
賢治は
「風の又三郎」
と題した自作の
童話をトシに
読み聞かせるが、
彼女は
亡くなってしまう。
打ちひしがれる
賢治に、
政次郎は
物語を
書き続けるよう
促す。。。。。
明治から
昭和初期に
かけての
賢治の人生を、
理解力のある
父とその家族を
通して描く
人間ドラマ。
自由奔放な
賢治だが、
人造宝石や
宗教(日蓮宗)
などにハマる
きっかけも
少し見せて
欲しかった。
さらに、
妹の死と
父の勧めが
本当に彼を
作家であり
詩人にさせたのか、
その辺の
描きかたは薄い。
全体として、
年表どおりに
描かれており、
銀河鉄道や
「雨にも負けず」
を映画的・視覚的に
使うなどの
感動マジックも無く、
読み上げるだけの
地味な設定。
良かったのは、
妹の登場シーンと、
お葬式シーンでの
ドローン撮影での
田舎の風景描写。
一方、
部屋の中は
ハンディカメラが
ブレにブレて、
これを成島監督が
OKしたとは
思いにくかった。
息子を持った
父なら誰でも
感じているが、
息子は父の
思っている
方向には、
まず行かない。
そんな
放蕩息子を
描いた作品は
沢山あるので、
やはりもう少し、
宮沢賢治らしい
味付けが
欲しかった。
宮沢賢治や
「雨にも負けず」
くらいは
知っている方には
お薦めするが、
冒険はしなかった
無難な作品。
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