「秋が来るとき」のあらすじとネタバレ⁈予想通りにはならないヒューマン・ミステリー。

2025年
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映画を愛して、映画大好きだからこそ!
勝手気ままな感想を書かせてもらってます♡♡
映画好きな方も、あまり観ない方も
ご参考までに(*´∀`*)

「秋が来るとき」

    (仏)
2025年5月30日公開(103分)

予想通りにはならない
ヒューマン・ミステリー。

80歳のミシェル
エレーヌ・バンサン)は
パリでの生活を終え、

いまは自然豊かで静かな
ブルゴーニュの田舎で
ひとり暮らしている。

休暇で訪れる孫ルカと
会うことを楽しみに、

家庭菜園で採れた野菜で
料理やデザートを作り、

森の中を親友と
おしゃべりしながら
散歩する日々を送るミシェル。

やがて秋の休暇を利用して
娘(リュディピーヌ・サニエ)と
孫が彼女のもとを訪れるが、

ミシェルが振る舞った
キノコ料理が引き金となり、

それぞれの過去が
浮き彫りになっていく。

後ろめたい過去を抱えつつも、
人生の最後を豊かに過ごすため、

そして
家族や友人たちのためにも、

ミシェルはある秘密を
守り抜く決意をする。。。。。

オゾン監督作品なので、
予想とは全く違った
終わり方になると思ったが、
それでも驚きのラスト。

しかし、
本質は物語ではなく、

やはり子供を含めて
4人のの複雑で繊細な
心の動きであったり、

静かな秋の田舎の風景が
素晴らしかった。

警官もわかっていただろうが、
親友マリークロード
ジョジアーヌ・バラスコ)の

ムショ帰りの息子
ヴァンサン(ピエール・ロタン)は
捕まらなかった。

それにしても、
ヴァレリーはひどい娘で、

母の職業を恥じていた
のかもしれないが、

ヴァンサンが故意に
手を下したのか、
事故なのかは気になる。

過去の職業で結ばれていた
マリークロードとミシェルの
関係が羨ましいし、
表現力がうまい。

監督は
「二重螺旋の恋人」
「17歳」「Summer of 85」などの
名匠フランソワ・オゾン。

「私がやりました」
みたいなコメディから、

いろんなジャンルの
作品が撮れるし、
外れることがない。

娘役のサニエは同監督の
「スイミング・プール」にも出ていた。

枠に収まらない
オゾン作品が好きな方、

キノコ料理が好きな方は
是非ご覧ください。
お薦めです。

英語原題は
「When fall is coming」。

サン・セバスティアン映画祭で
脚本賞他を受賞。

まだ50代の才能ある監督なので、
どんどん新しい作品を作って
我々を楽しませて欲しい。

 

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