映画を愛して、映画大好きだからこそ!
勝手気ままな感想を書かせてもらってます♡♡
映画好きな方も、あまり観ない方も
ご参考までに(*´∀`*)
「苦い涙」
(PG-12)フランス
2023年6月2日公開(85分)
F.オゾン監督の
観念的ゲイ作品。
ドイツのケルン。
名の知れた
映画監督
ピーター・フォン
・カント
(ドゥニ・メノーシェ)は、
恋人と別れて
すっかり
気落ちしていた。
助手のカール
(ステファン
・クレポン)を
使用人のように
扱いながら
暮らしていた
ある日、
親友である
大女優シドニー
(イザベル
・アジャーニ)が
一人の青年
アミール(ハリル
・ガルビア)を連れ、
彼のもとを訪れる。
ピーターは
若く美しい
アミールに
一瞬で心を奪われ、
彼を自分の
アパルトマンに
住まわせ、
映画界で
活躍できるように
面倒を見る。。。。。
原作は
「ピーター・フォン
・カントの苦い涙」。
映画としても、
1972年版を
現代風に
リメークしたが、
ピュアで一途な
カント監督の
思いが、
ピーターに
伝わらないので、
見るほうも
カラ回り
してしまった。
最近作だけでも
「危険なプロット」
「婚約者の友人」
「グレース・オブ
・ゴッド」
「Summer of 85」
など素晴らしい
作品の多い
オゾン監督と
75年の名作
「アデルの恋の物語」の
アジャーニが出る
という予告編に
釣られて鑑賞。
役者たちは
いずれも
印象に残る
素晴らしい演技
だったが、
監督の
堕落した生活を
見せられる物語が
面白くなく、
しかも
家の中ばかりで
撮影されており、
シチュエーション的に
残念な
作品であった。
唯一、
セリフのない
カールが見せた
態度には
意外性が
あったが、
あの
「苦い涙」を
流したカントは、
この後、
死んじゃう
のではと
思ったが、
そこまでは
見せなかった。
オゾン監督
ファンには
お薦めするが、
かの知的で
美貌あふれた
アジャーニも
67歳では、
アップに
耐えられなくなった。
「人は愛する
ものを殺す」
をはじめ音楽は、
ユニークなものを
使っていたかな。
エンタメ期待なら、
やめといた方が
いい作品。
よかったら、こちらも併せて読んで見て下さい。
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