「ヒンターランド」のあらすじとネタバレ⁈見たことの無いビジュアルの新感覚犯罪ミステリー。

2023年
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勝手気ままな感想を書かせてもらってます♡♡
映画好きな方も、あまり観ない方も
ご参考までに(*´∀`*)

「ヒンターランド」

PG-12(オーストリア
・ルクセンブルク合作)
2023年9月8日公開(99分)

見たことの無い
ビジュアルの

新感覚犯罪
ミステリー。

第1次世界大戦後の
ウィーン。

ロシアでの長い
捕虜収容所生活から

ようやく
解放された

元刑事ペーター
ムラタン・ムスル
と戦友たち。

しかし
帰還した彼らを
待ち受けていたのは、

敗戦国となり
変わり果てた
祖国の姿だった。

ペーターは
帰宅したものの
家族の姿はなく、

行き場を
失ってしまう。

そんな中、
ペーターの

元戦友が河原で
遺体となって
発見される。

遺体には
相手に苦痛を

与えるために
仕掛けられた
拷問の跡があり、

その痕跡から
犯人も

彼らと同じ
帰還兵である
と思われた。

ペーターは
自らの心の闇と
向きあうため、

医師のテレーザ
リブ・リサ
・フリース)と

事件の真相を
追い始めるが。。。。。

違和感満載で、
すべてが

曲がっている
ビジュアル作品は
見たことがない。

戦後の
暗黒時代を
現すには、

一番の
表現方法で、

連続猟奇殺人と
悪夢のような

映像は一見の
価値がある。

ウィーンに
行ったことの

ある方なら
分かるが、

市街地は
ほぼ坂もなく、
あんな起伏はない。

監督は
「ヒトラーの贋札」
(2007年)で、

アカデミー賞
外国映画賞を

受賞した
ステファン
・ルツォヴィツキー。

歪んだ異様な
絵画のような

世界観をわざと
作り出すことで、

ミステリーとしての
面白さを
アップグレードさせた。

そして国は、

本当に
冷たいのは
世界共通。

戦時中は
愛国心を

あおり戦争に
送り込むが、
帰還したら、

邪魔者扱いに
される様が
描かれている。

国は面倒を
見ない。

特に敗戦国は。
「ハッピーエンド」
(2018年)や

「リトル・ジョー」
(2020年)以来、

久しぶりの
オーストリア映画は、

暗いビジュアルと
ミステリアスな

展開ともに
一級品の
お薦め作品。

2021年の
ロカルノ国際映画祭では
観客賞を受賞。

不思議な感覚を
味わいたい方は
是非、劇場へ。

「ヒンターランド」とは、
字幕では
「後ろから」的に訳され、

容疑者が後ろから
撃たれるシーンが
あるが、

調べると
「後背地」の意味。

ドイツ語で
都市や港湾の

経済的影響を
受けている

地域のことを
示すらしい。

 

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