映画を愛して、映画大好きだからこそ！
勝手気ままな感想を書かせてもらってます♡♡
映画好きな方も、あまり観ない方も
ご参考までに(*´∀｀*)
「ビヨンド
ユートピア 脱北」
2024年1月12日公開（115分）
北朝鮮からの
脱北を描く
過酷な
ドキュメンタリー。
これまで
1000人以上の
脱北者を
支援してきた
韓国の
キム・ソンウン牧師は、
幼児2人と
老婆を含む
5人家族の
脱北を手伝うことに。
キム牧師による
指揮の下、
各地に
身を潜める
50人以上の
ブローカーが
連携し、
中国、ベトナム、
ラオス、タイを
経由して
亡命先の
韓国を目指す、
移動距離
1万2000㎞にも
およぶ決死の
脱出作戦が
展開される。。。。。
北から出るには、
地雷原のある
韓国側は無理で、
川を超えた
中国側に
出るしかない。
しかし、
中国やラオスなどは、
親北朝鮮なので、
それらの
国に入っても
捕まると、
強制送還される。
すると
拷問だけでなく、
ほぼ生存が
不可能な
収容所に
入れられる。
強制収容所
での生活は、
アニメ
「トゥルーノース」
（2021年）でも
描かれた、
悲惨を超える
内容であり、
恐怖が何倍にも
なった。
特に本作では
上記の5人家族と、
10代の息子を
脱北させようとする
母の物語も
描かれるが、
こちらは失敗し、
息子は北に
送還され、
音信不通と
なってしまう
悲劇も描かれている。
手持ち
カメラや
スマホ映像を
使って決死の
脱出劇を
描くだけでなく、
金日成一族の
支配の背景や
南北分断の
歴史も
描かれているので、
北朝鮮の
真実だけでなく、
世界がなぜ北
という特殊国家を
作ったのかを
是非知って欲しい。
ノンフィクションの
凄さを撮ったのは、
アメリカの
女流監督
マドレーヌ・ギャヴィン。
サンダンスを
はじめ各種映画祭で
ドキュメンタリー部門を
受賞・ノミネートされた。
捕まったら
命がない話を
良く撮らせてくれたし、
ブローカーも
必ずしも
良い人ばかり
でないことも分かる。
息ができなくなる
ような圧迫感
のある作品は、
拉致事件にも
興味を持たない
政治家なども
見るべき作品。
超お薦めです。
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