映画を愛して、映画大好きだからこそ!
勝手気ままな感想を書かせてもらってます♡♡
映画好きな方も、あまり観ない方も
ご参考までに(*´∀`*)
「哀れなるものたち」
(R-18)イギリス
2024年1月26日公開(142分)
今年の
アカデミー賞
取りそうな
超衝撃作。
19世紀(?)頃の
ロンドン。
不幸な若い
女性ベラ
(エマ・ストーン)は
自ら命を絶つが、
風変わりな
天才外科医
ゴッドウィン
・バクスター
(ウイリアム・デフォー)に
よって自らの
胎児の脳を
移植され、
奇跡的に
蘇生する。
「世界を自分の
目で見たい」
という強い
欲望にかられた
彼女は、
放蕩者の
弁護士ダンカン
(マーク・ラファロ)に
誘われて
大陸横断の
旅に出る。
大人の体を
持ちながら
新生児の目線で
世界を見つめる
ベラは時代の
偏見から解放され、
平等や自由を知り、
驚くべき成長を
遂げていく。。。。。
驚異的な
ビジュアルと
独創性の高い
世界観、
そして
ブラック・ジャックも
考えつかない
ような親子での
脳移植
(拒絶反応なしやね!)で、
フランケンシュタイン博士の
ような
マッド・サイエンティストが
ベラを作り上げる。
彼女は
成長とともに、
外の世界に
興味を示し、
船でリスボン、
アテネ、
アレキサンドリア、
パリへと行く。
そして、
途中で見た
多くの子供の
死体に驚き、
助けようとする。
それはまさに、
彼女が
橋から
飛び降りる
時に見た
テムズ川の
死んだ魚たち
のようだった。
見どころは、
驚異的な
美術映像だけでなく、
肩に
ボリューム感
のあるファッション、
ヨルゴス
・ランティモス監督の
前作「女王陛下の
お気に入り(2018年)」と
同様に
魚眼レンズのような
カメラを
多用した
独特の撮影、
ショッキングな
解剖シーンに
SEXシーンも
ふんだんにあり、
エマ・ストーンの
体当たり
演技にも驚く。
しかも、
セリフは
詩的であり、
フェミニズムの
追求も見られる。
同監督の
「ロブスター」も
好きだが、
よくこれだけ
いろんな物を
詰め込んだ。
2時間半が
あっという間で、
終わったら
エッグタルトが
食べたくなる。
原題は
「Poor Things」。
「哀れなるものたち」
と訳したのは
うまく、
日本の
「もののあわれ」
にも通じる。
平安時代から
存在する美意識で、
外に出ることで、
見て、聞いて、
感じて生じた
趣きや哀愁を
描いている点でも
絶対記憶に残る
作品。
いろんなへんてこな
動物が出たり、
音楽も
今までにない
特徴的な作品は、
やはり
超お薦めです。
もう一人の
実験台
フェリシティ役が
「マイ・ニューヨーク
・ダイアリー」の
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